ベントウッド カントリーチェア


19世紀の終わり頃、イギリスの北部で製作されたカントリーチェアです。

・・とてもセンスの良いプロポーションだと思いませんか?

「北部の田舎」で製作された、とのことですが、とてもそんな風には思えない、
21世紀の現在の感覚からすると、洗練された都会的なスタイルだと思います。

専門的にチェックすると、ベースは17世紀ごろから作られている“ウィンザーチェア”だと思いますが、
“ウィリアム・モリス”のモリス商会で、同じ19世紀後半に製作された
“サセックスチェア”(サセックス州の農家の椅子をベースにつくったデザインチェアです。)のように
古くからイギリスの農家で使われていた椅子のデザインを取り入れ、
独自にアレンジしたスタイルの椅子だと思います。

また、シートとスプラット(背板)、そしてアームにはベントウッド(曲げ木)が使われていて、
このあたりは当時、爆発的に流行しはじめたトーネットTonetの曲げ木椅子も影響していると思います。

マニアの私には大変興味深い椅子です・・。

サイズは幅575mm×奥行650mm×高さ990mm(座面高460mm)です。

価格(税込): 43,000 円
参考市場価格: 43,000 円
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