ミュージックキャビネット

素敵なアンティークが入荷しました!
今からちょうど100年前、イギリス1900年代に作られた英国伝統スタイルのスモールミュージックキャビネットです。
・・どことなく東洋的なシルエットではありませんか?
“シノワズリ”(中国趣味)ほどチャイナチャイナしてませんので、もしかすると、これは“ジャポニスム”(日本趣味)・・?。
“ジャポニスム”とは、19世紀末から20世紀初め頃、ヨーロッパで流行した日本風のデザイントレンドです。
かのアールヌーヴォーの巨匠、“エミール・ガレ”が日本美術に大きく影響されたことは有名な話ですよね。
でも、ついでに言うと19世紀末は嘆美主義が横行していた時代。
日本風の美術・工芸デザインといっても、着物や陶磁器、屏風など単にエキゾチックな雰囲気だけが取り入れられることが多かった、といわれています。
つまり「日本」様式の本質は見てもらえなかったわけなんですね。
・・日本の本質?う〜ん、でも、日本人なら、何となく分かりますよね。
そう・・鈴虫の音色に秋を感じ、風に色を見て、謙虚さが尊い、私たち日本人、独特の視線と美意識です。
「わび」、「さび」といった方がも良いのかもしれませんが、それはともかくこちらのキャビネットには・・どこか、そんな日本的な様相があります。
専門的には18世紀の“シェラトン”スタイルをベースにしながら、
エドワーディアン風にモダナイズしたフォルムになっています。
20世紀のお品としては最高レベルの仕事ぶりです。
間違いなく、英国伝統の家具様式を受け継いだ、
正統なブリティッシュスタイルといえます。
でも・・きちっとしたそのボディに深みのある「あめ色」の木肌、そしてパテナ(古艶)のオーラ・・。
これらの勤勉そうなそのスタイルは、手作りのぬくもりがあふれていた、「昭和」な気分を感じざるをえません・・。
これって、やはり日本人の本質をついていたりしてますかね。
※棚板までの高さは、上段185mm、中段195mm、下段190mmです。棚板は位置固定ですが取り外し可能です。
(Buyer/YM)
価格(税込):
148,000
円
参考市場価格:
138,000
円
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LOCKON CO.,LTD.