スーパーグレート!カロリアン サイドボード


今から100年以上前、19世紀末〜20世紀初頭にかけてイギリスで製作された
スーパーグレートなカロリアンサイドボードです。

うわぁぁぁ、こ、これは・・カッコ良すぎです!

「アンティーク家具って、何?」って方でも、このサイドボードを見ていただければ、
「ああ、これがアンティークってものなのね!」って納得していただけるような(笑)、
そんな、質・デザイン・雰囲気ともに圧倒的な存在感と迫力を備えた、まれにみる逸品です。

「それにしても、このサイドボードのデザインは一体?何?」

・・て思われますよね。

でもこのサイドボードの基本的なデザインは、現地では特別なものではなく、
大きなくくりでは18世紀のヨーロッパ一帯で広まった“バロック”様式といわれるものです。

つまりヨーロッパ伝統のデザインスタイルなのです。

バロックはゴシックから継続発展した美術スタイルで、
数ある古典様式の中でもスケール感、独創性の非常に高いデザイン様式といわれています。

バロックのオーナメントは古代のモチーフから発展させたものが多く、
アカンサスの葉、スクロール(渦巻き)文様、バーリーシュガーツイスト(ねじりろくろ)等々・・、
まさにこのサイドボードにあるような、コッテコテの古典主義(笑)が特徴です。

そんなバロックデザインですが、イギリスではさらに王位継承者の治世下で流行したデザイントレンドによって、
ジャコビアン、クロムウェリアン、ウィリアム&メリー・・などと、その家具様式はさらに細分化されて呼称されています。

こちらのサイドボードには“カロリアン”と名がついていますが、
それは良くご紹介しております“ジャコビアン”前期の家具様式のひとつで、
17世紀半ば、チャールズ1世の治世下で特徴的な家具様式です。

チャールズ1世はピューリタン革命で平民宰相クロムウェルに処刑されたことで歴史上有名ですね。

直線基調のシルエットに曲線のアクセントを取り入れたジャコビアンらしいフォルム、
スクロールと“C”マークでつながれたカロリアン独特のオーナメント、
重量感のある躯体をしっかりと受け止める、華奢ながら硬度の高い、5本のバーリーシュガーツイストレッグ、
全てがモールドなどではなく、ソリッドオークを削りだして製作した、
ピアスドカービング(透かし彫り)とチップカービング(浅彫り)・・。

古くからの正統な伝統様式ではあるのですが、
パーツの質感、デザインのバランス、オーナメントの出来、フレームのサイズ感、そして細部の作り込みに至るまで
非常に高いレベルでつくられた最高級オーダー家具であることがわかります。

エレガントで、かつ格式を感じる究極のプロポーションに、
アンティークとしての歴史=パテナ(古艶)まで身にまとっています。

世界の覇者、大英帝国で製作された高級サイドボードらしく、
その圧倒的なスケール感にはただただ、感服いたします。

これぞ疑うべきもない、最高級のアンティークチェアとしてご紹介させていただきます!

でも、ここまでくると、これはもう、ほとんど美術工芸品です・・。

(Buyer/YM)

価格(税込): 312,900 円
参考市場価格: 312,900 円
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