ベントウッドスピンドルバックチェア


ベントウッドチェアの“無銘の椅子”コレクションです。
1脚1脚丁寧に、愛情を持ってよみがえらせました。

20世紀初頭、現ポーランドあたりで製作され、
永くイギリスで使われていたベントウッドチェア(曲げ木椅子)です。

※こちらは商品(A)〜(B)の2脚ペアで入荷しております。

メーカーは、ラベルや刻印がなくなっておりますので不明とさせていただきます。
でも、おそらく、そのつくりからみて“トーネットThonet”社製と思われますが・・。
あいまいですみません。

でも、“サイドプレス”という、座と背柱をつなぐ補強材がついていて、
こちらは、20世紀初頭に主に輸出モデルとしてトーネット社でつけられていたものですから
ほぼ、間違いはないのではないでしょうか。

それにしても、とてもスタイリッシュですね・・。
もともと「曲げ木椅子」はモダンデザインの源流とも言われていますが、この椅子を見ると、なるほど、と納得がいきます。まさに「モダン」の本質が感じられるルックスだと思います。

この椅子の特徴はその背の形状です。
トーネットのNo.14は背と脚を長い1本のぶな材をベントさせる(曲げる)ことで構成させていましたが、
この椅子は背に3本(スプラットを入れると7本)のパーツを使っています。

つまりトップレイル(横に渡されている背当ての棒です。)が別になったことで
製作の作業工程は増えましたが、逆に短い材を使うことで、割れにくくなり、
強度が増したモデルと位置づけられています。

背もたれの幅が扇状になり、スピンドルを備えたことで
見た目にもNo.14とは差別化が図られています。

専門的に言うと、トーネット♯56のデザインバリエーションということができます。

何はともあれ、良い色艶してます・・。


(Buyer/YM)



価格(税込): 13,000 円
参考市場価格: 13,000 円
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