フィスケルFISCHELベントウッドチェア


1900年前後に製作された名作椅子中の名作椅子“フィスケルFISCHEL”社のベントウッドチェアです!
“No.14”と同様に、というか、ある意味では“No.14”よりも有名な“No.18”になります!

・・ベントウッドチェアの元祖・トーネット社の代表作“No.14”は、1859年の発表時から現在にいたるまで
2億脚が生産されたといわれる、超・有名な史上空前のベストセラー商品です。

それ対し、こちらの“No.18”はその少しあと、1867年に発表・発売された“No.14”のバリエーションモデルですが、
現在でも“ゲブルダー・トーネット”社で生産し続けられている、“No.14”同様のロングセラー商品になります。

位置づけとしては、当時、“No.14”の輸出モデル、という扱いの商品でした。

つまり海外(この場合、オーストラリア国外)では“No.14”よりも出現頻度の高かったモデルでしたので
“カフェチェア”というと、日本では“No.14”を想起しますが、
ヨーロッパやアメリカでは“No.18”のことをさす、というくらい、認知の高かったモデルです。

冒頭の、「ある意味では“No.14”よりも有名・・」というのは、こういうことです。

こちらの“No.18”はトーネット社の当時の最大のライバル企業、
フィスケル社の19世紀末〜20世紀ごろのアンティーク、として入荷してまいりました。

年代について検証をして見ますと、“サイドプレス”という座と背をつなぐ2本の補強材があるのは、
第一次世界大戦前後の商品の特徴になります。

また、ポーランドが主力工場だったフィスケル社の刻印に“オーストリア”と入っていることから
フィスケル社初期のころのモデルではないかと推測しております。

ということは、おそらく1900〜1910年頃に製作されたお品ではないでしょうか。
ちょうど100年経過したアンティークですね。

いろいろお話のネタはつきませんが、まあ年代の正誤はともかく、
時代を超えた美しい“ウィーン・デザイン”であることに間違いはないです・・。


(Buyer/YM)



価格(税込): 14,000 円
参考市場価格: 14,000 円
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