ローズウッドバルーンバックチェア


今から120年以上前、ヴィクトリアン後期に製作された、
通称“バルーンバック”と呼ばれるサロンチェアです。

何という美しい椅子なのでしょうか・・。

「息を呑む」、「言葉を失う」という形容詞以外、
この椅子の「美」を表現する日本語はこの世に存在しないと思います。

興奮を抑えつつこの椅子を客観的に眺めてみると、
まず衝撃を受けるのが、そのフレームの細さ・・。

こんなに細い骨組みの椅子はまず現代の家具ではありえませんし、
アンティークチェアとしても稀なシルエットではないでしょうか。

デザイン的には、優雅な家具を代表するヴィクトリア期のネオロココ様式がベースになっていて、
トップレール(背もたれの上部分)にはアカンサスでくるまれた「卵」のハイレリーフ(深い彫りこみ)を演出、
またガブリオールレッグ(猫足)の脚先には“スパニッシュスクロール”を施すなど、
「高級家具」を意味する、イギリスの家具の伝統デザインが随所に盛り込まれた最高クラスの作品です。

当時の幅広スカートを着用された貴婦人方が、
優雅にご愛用していた状況を想像させられます・・。

皆様もきっと筆者同様、
現物をご覧になったら深い「ため息」をもらされるのではないでしょうか。

・・・はぁぁ。

サイズは幅435mm×奥行490mm×高さ860mm(座面の高さ470mm:クッションの頂点まで)です。



価格(税込): 60,000 円
参考市場価格: 60,000 円
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