カーブドコーナーチェア

今からおよそ100年前、19世紀末〜20世紀にかけてイギリスで製作されたコーナーチェアです。
う〜ん、これはめずらしい椅子です・・。
コーナーチェア自体は比較的流通しておりますが、
なかなか目にしないタイプの椅子です。どちらかといえば、スペイン家具に近い系統のデザインのようですね。
まず目を引くのが前脚1本だけのガブリオールレッグ(獣脚)。
「1本だけ」というところが、妙にインパクトがあって、何か想像上の生き物を連想させられませんか?
脚先の玉をつかむ“クロウ&ボウル”が高級アンティークを主張しています。
後ろ3本は太い無垢オーク材を使用したストレートレッグですが、
全体的なデザインは17世紀ごろの“バロック”様式がベースになっているようです。
上半身は、面白いカタチのアームチェアになっていて、
すらっと伸びた細い3本の支柱の上に
薄い板状のスクロール肘掛けがのっています。
背のトップレイルにはアカンサスリーフのレリーフが装飾されていて、
支柱の間につけられたスプラット(背板)は
“クイーンアン”の背面板を思わせる「花瓶」状になっています。
・・とにかく、これぞ“THE
アンティーク”といったところでしょうか。ものすごい存在感の椅子です。
価格(税込):
72,000
円
参考市場価格:
72,000
円
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LOCKON CO.,LTD.