カーブドローズウッドチェア


今から100年以上前、ヴィクトリアン後期に製作された、通称“バルーンバック”と呼ばれるサロンチェアです。
何という美しい椅子なのでしょうか・・。
「息を呑む」、「言葉を失う」という形容詞以外、この椅子の「美」を表現する日本語はこの世に存在しないと思います。

興奮を沈めつつ、この椅子を客観的に眺めてみると、
まず感銘を受けるのが、そのフレームの繊細さ・・。

こんなに華奢な椅子はまず現代の家具では製造されることはないでしょうし、
アンティーク、それも高級アンティークチェアならではの美しいシルエットではないでしょうか。

デザイン的には、優雅な家具を代表するレイト・ヴィクトリア期のネオロココ様式がベースになっていて、
トップレール(背もたれの上部分)にはアカンサスに囲まれた
「ロカイユ」のオーナメント(ロココを象徴する装飾です。)を演出、
またガブリオールレッグ(猫足)の脚先には18世紀末のフレンチスタイルを採用するなど、
「高級家具」を意味する、イギリスの家具の伝統デザインが随所に盛り込まれた一級品です。
当時の幅広スカートを着用された貴婦人方が、
優雅にご愛用されていた状況を想像させられませんか。
皆様もきっと筆者同様、現物をご覧になったら深い「ため息」をもらされるのではないでしょうか。
・・・はぁぁ。

(Buyer/YM)



価格(税込): 58,000 円
参考市場価格: 58,000 円
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