ヴィクトリアンバルーンチェア


今から150年近く前、いわゆる“ミッド・ヴィクトリアン”のイギリスで製作された、
大変美しい高級サロンチェアです。

一般的に“バルーンバック”チェアと呼ばれるタイプの椅子になります。

「言われなくても分かるわよ!」と言われてしまいそうなほど、バルーン(気球)ですね!(笑)

“バルーンバック”チェアはちょうど、このヴィクトリア期のイギリスで大変普及したデザインですが、
先細りの挽き物脚やフロントスカート(前面の座枠)の波型にシェイプされた形状、
張りぐるみ(張り地がフレーム本体に打ち付けられた椅子張り)のピンクモケット座面、などなど
これぞ、ザ・“バルーンバック”チェアと言わんばかりに、直球勝負です。

素材は、一般的にマホガニーやローズウッドが多かったのに対し、
こちらはソリッド・ウォルナット(くるみ材)。

ウォルナットはオークと同様の硬さがありながら、木の繊維がきめ細かく、
その美しい木目から当時の上流階級に人気があったと言われています。

こちらの椅子はイギリス北部のローカルエリアが産地だったようですので、
地方の名家が所有していたチェアだったのではないでしょうか。
・・あくまで想像ですけど。

でも、座面裏のメーカースタンプが誇らしげで、
・・きっと名家のご夫人専用シートだったのでしょうね。

何だか、ながめていると穏やかな気分になるチェアです。




(Buyer/YM)

価格(税込): 34,000 円
参考市場価格: 34,000 円
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