ベルジェール・ボウル&クロウ

素晴らしい「名作椅子」が入荷いたしました!
今から50年ほど前、イギリス1960年代に製作された、伝統的な“タブチェア”スタイルのベルジェールチェアです。
“タブチェア”は文字通り“タブ(おけ。バスタブのタブです)”型の椅子になりますが、その歴史は古く、18世紀には、フランスの上流階級で「肘掛つきの安楽椅子」としてすでに流行していたようです。
といっても、当時はもっと豪華絢爛、装飾コテコテで、こんなにシンプルで機能的なデザインではなかったと思いますが、
とにかく、合理的に見える椅子ながら、意外に歴史のある椅子、ということです。
うーん、でもタブチェアは、「切り株」をくりぬいたシルエットがベースになっている椅子ですので、基本的なデザインは、かなりプリミティブ(原始的)というか、本質的というか・・。
もとをたどればすっごく古い、相当に古典的な種類の椅子だと思います。
そういえば、今、大人気の“ロイドルームチェア”やかの名作椅子“イームズのシェルチェア”だって、大きく系統分けすれば
このタブチェアと同じ「おけ型椅子」の仲間なのではないでしょうか?
太古の昔から存在し、21世紀の今にいたっても、「旬」なチェアなんて・・。
ちょっとびっくりですね。
ところでこちらのチェアは、一見100年物のアンティークのようですが、
何と、実はまだビンテージクラス!
まだまだ木肌には若さがみなぎっていながらも、
細かく編みこまれたケイン(籐張り)には、そろそろあめ色のいい雰囲気が出始めていて、
使ってよし、見てよしの半世紀モノです!
玉をつかむ猛禽類の脚“ボウル&クロウ”は、
かの世界初の家具デザイナー“トーマス・チッペンデール”が好んだフットスタイルですが、
その18世紀のイギリス・ロココ、チッペンデール様式を
さらに“ベルジェール”と呼ばれる、籐張りのタブチェアにリデザインした、なかなか本格的なリプロダクション(復刻)チェアです。
見所が多くて、将来的な骨董的な価値がどう熟成されるか、
筆者的にはとっても興味のひかれるチェアです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
88,000
円
参考市場価格:
88,000
円
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LOCKON CO.,LTD.