ロイドルームチェア(パターン)

今から70年ほど前、1930年代のイギリスで製作された有名な“ロイドルームチェア”です。
“ロイドルームチェア”は“ロイドルームチェア”でもかなりめずらしいタイプのお品になります。
蓮の花が開いたようなタブチェアスタイルもなかなかめずらしいものですが、
編みこみの切り替えで表現された背面の気品のある文様も、それほど多く見られるものではないと思います。
英国アンティークマーケットでは、この編み込みが商品価値にかなり影響しているようでした。
ところで、今や大人気の“ロイドルームチェア”ですので、ほとんどの方はご存知だと思いますが、“ロイドルームチェア”を真に“ロイドルームチェア”と呼べるのは、前述のウィリアム・ラスティーアンドサンズW.Lusty
&
Sons社の商品だけになりますので、お間違いなきよう・・。
そもそも、籐のようでいて籐ではないこのチェアに使われている素材は特許製法の新素材で、開発したのは、アメリカのマーシャル・B・ロイドという人物です。
1917年、彼は固く寄り合わせ防水処理したクラフトペーパーで、スチールワイヤーの芯を巻き上げ、今までにない風合いの素材を考案しました。
その後1922年には、イギリスのウィリアム・ラスティーアンドサンズW.Lusty
&
Sons社が、マーシャル・B・ロイドの技術を使った製造ライセンスを取得し、エレガントなロイドルームチェアを世の中に供給して行くことになります。
このチェアはもちろん、そのウィリアム・ラスティーアンドサンズW.Lusty
& Sons社が製作した、「本物」の“ロイドルームチェア”で、年代からするとかなり初期のころの作品だと思います。
とにかくすばらしいコンディション&スタイルです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
34,000
円
参考市場価格:
34,000
円
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LOCKON CO.,LTD.