ウォールキャビネット


20世紀のはじめごろ、1910年前後のイギリスでつくられた小さなキャビネットです。
なりは小さいですが、クオリティは大きな家具にも負けない本格的なものです・・。

ジャコビアン・フォルムの前面の開き戸には、
「浅彫り」というにはあまりにも立体感のあるレリーフが施され、
100年物のアンティークらしい圧倒的な存在感を私たちにアピールしています。

そして良質なオークを証明する虎斑杢(とらふもく。トラ柄の木目です)を身にまとい、
ダークなソリッド・オークの質感の高さも、より一層効果的に引き立てられています。

本当に「見事!」とたたえたい位の重厚感です。

そして、様式家具の象徴、天面を平らにしたモールディングのコーニス(天頂飾り)がこのキャビネットが「ただの箱」でないことを明らかに証明しています。

さらにバロック風の直線的なシルエットを支える、ベース(台輪。脚の部分)も
コーニスとシンメトリーに仕組まれた伝統様式で構成されていて、ディテールにも一切、手抜きはありません。
現代ではまず見ることのできない、
アンティークならではの高級ウォールキャビネットです・・。



※戸口は入口内寸で幅455mm×奥行205mm×高さ340mm です。
※棚板までの高さは、下段165mm、上段160mmです。棚板は取り外し可能です。

(Buyer/YM)

価格(税込): 44,000 円
参考市場価格: 44,000 円
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