クイーンアン ウォルナットスツール

今から70年ほど前、20世紀前半、
イギリス・アールデコ期に製作されたサロンスツールです。
美しい椅子です・・。
いや、きちんと“スツール”と呼ぶべきですね。
もともとスツールは中世ヨーロッパの貴族階級においては、背もたれのある「椅子」とはやや見方が違っていて、
実用性よりも装飾性が重視され、ある意味ではステイタスのシンボルとして位置づけられていました。
そもそも太古の昔より、スツールは人類が初めて製作するようになった「椅子」ですので
“チェアChairs”が持っていた「権威性」がどんな椅子よりも強かったのかも知れませんね・・。
私感はさておき!
このスツールは、といえば、
英国伝統のイギリス・ロココ“クイーンアン”フォルムを持つ、人気のサロンスツールです。
レイト・ヴィクトリアンに流行した、プレーンな“ガブリオールレッグ(獣脚=猫脚)”が特徴的ですね。
このS字を描くレッグ・デザインは“17世紀の昔より、21世紀の現代まで受け継がれているものです。
こちらはおそらく上流階級のご家庭で、
サロン用として作られた、オーダーメイド品と思われますが、
美しくもめずらしい、座枠への“バーズアイ”の化粧張りや
フランスのロココスタイルにも近いフォルムから、
比較的、大陸に近い南部の都市で使われていたものではないでしょうか。
きっと都会育ちの、素敵な貴婦人がお使いになっていたんでしょうね・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
49,000
円
参考市場価格:
49,000
円
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LOCKON CO.,LTD.