スーパークオリティ マッシュルームテーブル


“スーパークオリティ”シリーズ第3弾!究極の高級アンティークが入荷いたしました!

今からちょうど1世紀ほど前、19世紀末〜20世紀初頭にかけて、
レイト・ヴィクトリアンのイギリスで製作された、見事な彫刻のオケージョナルテーブルです。

きゃあぁぁぁ・・・、こ、これは、一体?

いったい何という存在感なのでしょうか。

一瞬、このテーブルが放つ、神々しいまでのオーラに
体が硬直してしまいました・・。
仕事柄いろいろなテーブルを見る機会に恵まれておりますが、
それでも、これほど微妙で、かつ絶妙で、さらに巧妙な、造形のテーブルにめぐり合ったことは
今まで一度たりともありませんでした。究極のお品です。
実用家具などではなくて「美術工芸品」としてご紹介させていただきたくなるような
そんなスーパーコレクタブルズのアンティークテーブルです

それにしても・・と、非常に特異な形状をしているテーブルに見えるかもしれませんが、
専門的に分析すれば、基本的には“マッシュルームテーブル”と呼ばれる、
19世紀末のヴィクトリアン期に人気のあったティーテーブルに分類されると思います。

マッシュルームテーブルは、ヴィクトリア期の2ティア型(2棚)テーブルの俗称で、
S字を描く“カブリオールレッグ(猫脚)”を持つ、そのシルエットラインが、
「きのこ」の形をしていることからそう呼ばれています。

ただし、こちらはカードゲームなどに興じる“ゲームテーブル”として製作されたようで、
天板の下に、「おけ」型の「隠し引き出し」が組み込まれています。

後ほどお写真にてその「隠し引き出し」をご確認ください。
結構、びっくりします。

さて、ディテールをチェックしてみますと、天板は、5つの花びらをもつお花が、ぱあっ、と咲いたかのような、
五葉の花弁状をしています。

「五葉」というと、ゴシック様式の教会などに見られる“チンクェ・フォイル”という、
「5つ葉のクローバー」ともいうべき建築装飾を思い出しますが、
こちらは「葉っぱ」というよりも、「雲」の上に浮かんでいる「神殿」を具象化しているように見えます。

というのは、支えている5本脚は「龍」のカタチをしたカブリオールレッグで、
このテーブルは、この龍たちがどうも雲の上の神殿を支えている造形のようなのです。

おそらく、当時の貴族階級がゲームに興じていたときのテーブルだったと思われますので、
きっと、テーブルを囲む5人のプレイヤーを5人の「神」にでも見立てていたんでしょうか。

だとすれば、何と、傲慢な・・。
神をも恐れぬ、冒涜です。
(ホントはそんなこと思っておりませんが・・。)

このテーブルについては素性のわからないことが多く、全て想像の域を出ませんが、
これだけの派手な外観ですので、あまり筆者がくどくどと説明をしなくても、
もともと超・一級品のテーブルであることは、それほどアンティークに馴染みのなかった方でも
直感的にご理解いただけるのではないかと思います。

一般的に解説させていただきますと、
イギリスロココ、17世紀のクイーンアン様式を踏襲したクラシカルスタイルの2ティア型コンソールテーブルで、
猫脚も、その歴史が最も古い、アカンサススクロールのフレンチスタイル“カブリオールレッグ”を採用するなど、
その仕事振りには製作者の徹底したこだわりが感じられます・・ってところでしょうか。

とはいえ、これだけの優れた工芸品を製作できるマイスターは、いくら英国とはいえ、
そうは多くなかったはず・・。

いったい、このテーブルには、どんな誕生秘話が隠されているんでしょうか?
ドキドキ・・。
→「当店の評価」コメントへ続きます。

つたない当店の記録写真レベルですら“レゾンデートル”が感じられるほどの
このプロポーションに、このクリエイティビティ・・。

このテーブルが主張する、旧世紀の「匠」の技とイマジネーションは
静かに、家具としての「格」を私たちに誇示しています。

あぁ・・素晴らしすぎる・・。


(Buyer/YM)



価格(税込): 268,000 円
参考市場価格: 268,000 円
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