ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝｽﾋﾟｱﾎﾟｲﾝﾄﾁｪｱ
今から150年近く前､19世紀半ばのﾐｯﾄﾞ･ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝ期､ｲｷﾞﾘｽで製作された､
通称“ﾊﾞﾙｰﾝﾊﾞｯｸ”と呼ばれるｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝ様式のｻﾛﾝﾁｪｱです｡
ｳﾞｨｸﾄﾘｱ期に広く普及したﾊﾞﾙｰﾝﾊﾞｯｸﾁｪｱ｡
“ﾊﾞﾙｰﾝ”(風船)のような気球型の背を持つ､とても優雅なﾊｲｸﾗｽのﾁｪｱになります｡
といっても､基本構成は同じでも､そのﾃﾞｻﾞｲﾝﾊﾞﾘｴｰｼｮﾝは無数にあって､
こちらはﾌｫﾙﾑがふくよかな､ちょっとﾌﾚﾝﾁｶﾝﾄﾘｰ風ﾊﾞﾙｰﾝﾊﾞｯｸﾁｪｱですね｡
ｼﾝﾌﾟﾙで素朴な雰囲気は南仏の民家にでも置かれていそうですが､
先細りの円形前脚=ﾀｰﾝﾄﾞﾚｯｸﾞが､ｲｷﾞﾘｽ生粋の“ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝ”ﾊﾞﾙｰﾝﾊﾞｯｸであることを主張しています｡
今では決して見られないような､素晴らしい質感のｿﾘｯﾄﾞ･ﾏﾎｶﾞﾆｰ(無垢)が贅沢に使われ､
また､永く大切にされてきたつやつやな木肌のﾊﾟﾃﾅ(古艶)が､
ｱﾝﾃｨｰｸﾁｪｱとしては｢名作椅子｣､と呼べるﾚﾍﾞﾙにまで成長させています｡
ﾊﾞﾙｰﾝﾊﾞｯｸ中央の“ｽﾋﾟｱｰﾎﾟｲﾝﾄ”(矢じり)は何かの｢願掛け｣でしょうか?
それとも｢縁起担ぎ｣?･･｢暗示｣?
きっと､どれもが正解なのでしょう｡
そう思うことでそうなるのだと思います｡
探してもなかなか見つけにくい､味わいたっぷりのｱﾝﾃｨｰｸﾁｪｱです･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
46,200
円
参考市場価格:
46,200
円
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