スーパーアンティーク ヘップルホワイトチェア


待望の”ジョージアン”のアンティークチェアが入荷しました!

今から何と!200年以上前、18世紀後半、正真正銘のイギリス・ジョージアン期に製作された
高級サロン(客間)チェアです。

何と愛らしい・・。

リアルタイムなヘップルホワイトスタイルの芸術品です。

そう、リアルタイムなのです。
ジョージ・ヘップルホワイトが自身の作品の集大成をまとめた、
「家具師および装飾師のための便覧」を出版したのは1788年。

つまり、ヘップルホワイトが活躍した、その時代につくられた椅子なのです。
情報流通の少ない時代でしたでしょうから、おそらくヘップルホワイトにかなり近い環境で製作されたのでは、
などと推測しております。

背もたれの中央には、ぱあっと、華やかなお花のオーナメントを持ち、トップには極めて繊細なレリーフが施されています。

座る人背景を優雅に彩るこのチェアは、椅子が単に「椅子としての美しさ」を求めているだけではなく、
「座る人が美しく見えること」をも重要な使命としていることがわかります。

ところで、あまり出てこない時代のチェアですので簡単に解説させていただきますが、
ジョージアンは、現在まで続くイギリス・ハノーヴァー朝の第3代君主、
“ジョージ3世George V”(1760〜1820)の治世下で流行したデザインスタイルの総称です。
(それ以前、ジョージ1世、2世の時代もジョージアンの時代です。)

イギリスは当時、スコットランドの併合を経て、「大ブリテン王国」として国力が躍進していた時代でした。
国民の生活も豊かになり、ブルジョア階級の中流階級の生活レベルも飛躍的に高まっていました。

そんな時代を背景として、トーマスチッペンデールやアダムスミスなど、
家具史に大きな影響を与える希有な家具デザイナー達がこの時代に多数現われ、
いわゆるジョージアン=「英国家具の黄金期」が現出されました。
家具が花形産業だった時代ですね。

そして、このころに作られた家具がイギリスのアンティーク家具の中でも最も質が良い、
と言われているのは、アンティークファンの方なら周知の事実です。

デザイン性だけではなく、今では入手できないような銘木が使われていたり、
高い技術を持った「匠」でなければ製作できないような造形を伴っていたり、と
本当の意味での「前時代的な家具」も、この時代以前のものにほぼ集約されています。

従って、年式に偽りさえなければ、ジョージアンのアンティーク家具は、
全て歴史的な骨董品、あるいは「過去の文化遺産」と断言しても過言ではありません。

話がちょっと横道にそれてしまいましたが、・・このチェアのデザインは、いわゆる“ヘップルホワイト”スタイル。
当時のデザイントレンドであった、“ジョージ・ヘップルホワイト”様式の流れを組む正統なもので
伝統家具としての血統、製作者の主張、マニュファクチャーの水準、素材の等級・・、等
その全てが非常にレベルの高いものです。

そして、2世紀近くもの間、大切に受け継がれてきた椅子です。

その価値の高さをご理解いただけますでしょうか。

そしてまた、次の世代へと引き継いでいっていただけるのは
どなたでしょうか・・?

(Buyer/YM)

価格(税込): 60,900 円
参考市場価格: 60,900 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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