ツイストローズウッド ナーシングチェア


大変貴重なツイストチェアが入荷しました!
今から何と140年近く前、ミッドヴィクトリアンのイギリスで作られた、「名作椅子」級のツイストチェアです。

※こちらの椅子は、2脚ぺアで入荷いたしました。

おぉ、何と美しいツイストチェア・・。

西欧骨董らしい花柄ゴブランに身を包んだつやつやボディ・・。
このボディフレームは家具の宝石、希代の銘木“ローズウッド”になります。
しかもこの濃いブラックの縞杢はホンジュラス産ではなく、ブラジリアン・ローズの特徴と思われます。

この繊細かつ複雑なプロポーションを、1世紀半近くの時を経ても一切の歪みや狂いを見せず保ち続ける、
超良質なソリッド・ローズウッド・・。
それがこのチェアのマテリアルなのです。

そしてデザインは、ヴィクトリアンらしい、ネオ・ジャコビアンスタイル。

この、ちょっと小粋で、優雅なフォルムは、前述のソリッド・ローズウッドを使う事で初めて実現した造形と思います。

なぜなら、ジャコビアンデザイン典型のオーク材も、「堅木」と呼ばれるほど硬度の高い素材ですが、
比較的繊維が粗いため、ある程度の太さが必要になります。

そこで密度の高いローズウッドが使われたのではないかと思われますが、
一方でローズウッドの加工性の悪さは製作者泣かせで有名です。

当時、この材料を狙い通り仕上げられるのは相当技術レベルの高いマイスターのみでしたから、
素材と技術が見事に高次元で融合した結果、成し遂げられたデザインであることがわかります。

このような現代のPL法ではまず認められそうもない、信じられないフォルムの造形を実際に目にすると
新めて、当時の技術レベルの高さを知らしめられました・・。

さらに気を静めて周りに目をくばすと、そのエクステリアデザインの秀逸さにも感激します。

トップレイルには製作者オリジナルデザインのスクロールオーナメントを演出、
脚元はストレッチャー(脚をつなぐ補強の横貫)を持たない、繊細なツイスト&テーパードレッグでまとめた危うげなデザイン構成・・。

相当に製作者のこだわりが反映されているエクステリアであることがわかります。

杢目は、家具の宝石、至宝“ローズウッド”の「縞杢」がきれいに表れていて、
これほどの上等なチェアはアンティークでも珍しいとさえ思われます。

う〜ん、素晴らしいではありませんか!

ちなみにこちらは“ナーシングチェア”と呼ばれる「低座椅子」になります。

主に女性が座られることを想定して作られたものであるため、
これほど割り切ったデザインが成立した、という言い方もできるかもしれません。

それでも、普通の成人男性が普通に腰かけても全く問題のない強度を保持しています!
※体型にもよりますので・・念のため。

コレクションのアンティークチェア、というだけでは惜しい・・。

卓越した製作技術と優れたリ・デザイン力によって生み出された、稀代の「名作椅子」、
・・それがこの“ローズウッド ・ツイストチェア”とご紹介させていただきます!

(Buyer/YM)

価格(税込): 60,900 円
参考市場価格: 60,900 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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