スーパークイーンアン ウォルナットアームチェア


今から100年以上前、19世紀末のレイトヴィクトリアンに製作された、
英国伝統様式“クイーンアン”のアームチェアです。

とても希少価値のある最高級オープンアームチェアになります。

当世のヴィクトリアンテイストではなく、17世紀ロココ当時のクイーンアンスタイルを完全復刻、
正統にそのファーストデザインを継承した、この仕上げぶり・・。

時代とともに変遷してしまった、「普及型クイーンアンチェア」とは一味も二味も違いますね!

前脚は動物の足を模したカブリオールレッグ(猫足、獣脚)が採用され、
背柱はトップレイルから続く優しい曲線で構成されているのは、全てのクイーンアンデザインの共通項ですが、
本来のロココのルーツ、“S”字曲線のスクロールデザインで構成されている点は、
一般のクイーンアンデザインとはちょっと違います!
さすが「正統なクイーンアン」デザイン継承者という事ができます。

しかもカブリオールレッグの脚先には、もっとも初期の「ヒズメ型」を用いるという徹底ぶり。
いかにこのチェアが「本物」であるかがわかります。

また、アームレストも同様に完全なS字スクロールで構成され、
トップに設けられた“ロカイユ”、スプラット(背もたれ)の“ベースバック”(花瓶型)デザイン、
座面の“サーペンタイン”(波型)フォルム、フロントレイルや脚の付け根のロココのシンボル「帆立貝」オーナメント、
さらには17世紀“ウォルナット”の時代を象徴するかのような、今では見られないヨーロッパ産、
“サーカシア・ウォルナット”の素材品質・・。

古くからの正統な伝統様式ではあるのですが、
パーツの質感、デザインのバランス、オーナメントの出来、そしてフレームのサイズ感に至るまでほぼ完璧に、
宮廷家具レベルでつくられたお品であることがわかります。

エレガントで、また格式を感じるプロポーションに、
アンティークとしての歴史=パテナ(古艶)まで身にまとっています。

クイーンアンチェアの弱点=脚の強度がオークチェアなどと比較すると耐荷重性が弱い点も、
デザインが施された“カーヴィング・ストレッチャー”を脚元に設置することで、解決しています。

その手間の掛けようもこのチェアのクラスを示唆しているようです。

サイズもややラージですが、存在感はスーパーラージ!な絶品のクイーンアンチェアになります。

(Buyer/YM)

価格(税込): 155,400 円
参考市場価格: 155,400 円
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