ウォルナット コールポッド


20世紀の初めごろ、エドワーディアンのイギリスでつくられた小さなコールポッド(炭入れ)です。

なりは小さいですが、
クオリティは大きな家具にだって負けない本格的なものです・・。

特徴的な前面の開き戸には、“アカンサスリーフ”のレリーフとともに、立体感のある羽目板が演出され、
そのパネルにはソリッドウォルナットが使用されています。

印象深い見事なデザインですが、それも大変手間のかかる構成を、
エクステリアデザインにこだわって、あえて製作されたことが伺えます。

デザインのベースは17世紀ヨーロッパを席巻したロココ様式、英国伝統の“クイーンアン”スタイルですが、
製作されたのがエドワーディアンの時代ということで、直線と曲線が融合した、当世風にアレンジが施されています。

前面のフィールデッドパネルやエッジラインのウェーブデザインは、
英国古来からの伝統的な装飾スタイルですが、オリジナリティのあるフォルムにリ・デザインされています。

そして、クイーンアン様式家具の象徴、ロココ・スワンネック風のコーニス(天頂飾り)が
このコールポッドが「ただの箱」でないことを明らかに証明しています。

さらにロココ風の曲線的なシルエットを支える、ベース(台輪。脚の付け根部分)も
コーニスとシンメトリーに仕組まれた伝統様式で構成されていて、
ディテールにも一切、手抜きはありません。

現代ではまず見ることのできない、
アンティークならではの最高級ミニポッドです・・。

ああ・・。

(Buyer/YM)

価格(税込): 45,150 円
参考市場価格: 45,150 円
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