ベントウッドテーブル A


知る人ぞ知る、とても貴重なアンティークの入荷です!
人気のアンティーク ベントウッド・ファニチャー、めずらしいサイドテーブルです。

※同タイプのベントウッドテーブル、TB0493 ベントウッドテーブル Bも同時入荷しております。

こちらはメーカーラベルでご確認いただけるとおり、
トーネットThonet社の“ビッグ・コンペティター”であり、またDNAのひとつでもある
オーストリアのヤコブ・ヨゼフ・コーンJ.J.Kohn社製として入荷してまいりました。

このベントウッドテーブルについては、当時はとてもポピュラーなものだったのかもしれません。
ただ、現在では参考資料も少なく、もちろん現存している同等品もほとんど見かけることはなく、
詳しいことはわかっておりません。

少なくともこのテーブルは、デザインスタイルから見て、入荷時の書類通り、
19世紀末から20世紀初めごろに製作され多ものであることは、間違いはないと思います。

何よりJJコーン社は1863年に設立された会社で、
1914年には、アンティークファンならご存知のムンドスMundus社と合併していますから、
その点でも時代考証の精度は高いと思います。
(その後の1922年、ムンドスはトーネットThonet社と合併しています。)

ところで、アンティークで見かけるJJコーン社の製品には、デザインに対して高い造詣を感じることができます。

事実、1903年に設立された“ウィーン工房”には、その活動に家具メーカーとして、
トーネットThonet社とならび、JJコーン社も参加していました。

ウィーン工房とは、簡単にご説明すると、当時の工業製品に芸術性を、と
質の高い「もの作り」を目指したデザイン運動の組織でした。

ウィーン工房には、著名な建築家“ヨゼフ・ホフマン”をはじめ、
“オットー・ワグナー”等、さまざまな有名デザイナーたちが参加しています。

トーネットとJJコーン社はウィーン工房とコラボレートを進め、
さまざまなタイプの優れた家具を作り出していきます。
あの有名な“バウハウス”以前のお話です。

こちらのテーブルはそんなウィーン工房との協業をまさに進めていた頃、つくられたものと想像されます。
そうしてみると、どこか洗練されていてスタイリッシュなフォルムですよね!

このテーブルのデザインワークに、ウィーン工房の著名なデザイナーが参加した可能性だって、
無いとは言えませんし!

・・なんて、実際取材したわけではありませんので本当に想像の範囲ですが、
でも、こんな想像をいくらでも膨らませられるのが、アンティークの良さですよね!

部屋の隅にこのベントウッドテーブルを置いて、
ワインでも片手に、美しいウィーン・デザインに思いをはせてみてください。

アンティーク・ベントウッドファニチャー・ファンの方、
ぜひこの機会にご検討いただければ幸いです!

(Buyer/YM)

価格(税込): 33,600 円
参考市場価格: 33,600 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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