スーパーカーヴィングスクリーン


・・(絶句)。

もう、お写真だけで説明は無用ですね。
すごいスクリーンです。
圧倒的な迫力。

単に、見事な製作者の腕前、というような評価で済ませられるシロモノではありません。

人並み外れた「根気」と、ミクロからマクロまで見渡せる「創作能力」に、
この製作者の非凡な才能が感じられます。

普通に細かな彫刻細工、という事なら、多少腕に覚えのある彫刻師ならつくれるとは思います。
でも、これほどの完成度の透かし彫りは・・。

かなり限られたマスタークラスの「匠の業(わざ)」だと思います。

こちらのスクリーンはロンドンのアンティークディーラーより入荷しました。
詳細な情報はありませんが、第一次大戦前後につくられたもの、という事でした。

ここからは筆者の推測ですが、おそらく当時の「英領インド」あたりでつくられたものかもしれません。

レリーフのデザインは「蓮(ハス)」の花と思われます。
そしてインドの国花は「蓮」。
さらに蓮はヒンドゥー教や仏教の象徴的な植物でもあります。

でも西欧アンティークファンの方ならご存知の通り、蓮は英語では”ロータスLotus”と呼ばれ、
古代エジプトの時代からヨーロッパでは親しまれていた植物です。

家具の文様としてもロータスは良く見かける装飾でもあり、
これだけではイギリス、ヨーロッパ、中東などで製作された可能性も否定できません。

ただ、筆者には材料の古木が、インドの銘木・インディアンローズウッドともいわれる“シーシャム”のように見えるのです。

かなり堅い木で、イギリスからの情報では、“Hard wood"(広葉樹)としか連絡はありませんでしたが、
確かにオークやウォルナット、というよりもローズウッドに近い感じがします。

何とも取りとめのない「雑感」ですが、何はともあれ、筆者の説明よりも
お写真をご覧になった方がハナシは早いですよね。

とにかく、「ちょっとした目隠し」には十分すぎるほどの、
「お部屋のアクセント」であることには間違いありません・・。

(Buyer/YM)

価格(税込): 48,300 円
参考市場価格: 48,300 円
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