ミッドヴィクトリアン スーパーマホガニーチェア

とてもすばらしい彫刻の椅子が入荷いたしました!
今から150年近く前、19世紀半ばのイギリスで製作された本格的なチッペンデールスタイルのサイドチェアです。
かなり高品質なマホガニー製のチッペンデール・リプロダクション(復刻品)です・・。
磨けば磨くほどに艶の増す、このソリッド(無垢の)・マホガニー・・。
現代の最高級といわれる“ホンジュラス”産マホガニーでもこのような艶は見られません。
ましてや南洋系のマホガニーとは比較になりません。
アンティークならではの「失われた遺産」級の逸材です。
おそらく世界遺産、中米産の“スパニッシュ・マホガニー”クラスのクオリティと思われます。
これだけでも表示価格以上の価値はありますね・・。
スタイルは、4タイプある“チッペンデール”の代表スタイルの中でも、
最もスタンダードともいえる、初期の頃の“クイーンアン”スタイルを再現しています。
“リボンバック”と呼ばれる背の透かし彫り、脚元の“ボウル&クロウ”のカブリオールレッグ・・、
チッペンデールスタイルの象徴的なデコレーションです。
“チッペンデール”はアンティーク好きの方なら耳にしたことがあるかと思いますが、
世界で、そう、最初の家具デザイナーです。
今でこそ、ハンス=ヴェグナーやアルネ=ヤコブセン、チャールズ=イームズなど、
星の数ほどの家具デザイナーが存在し、
彼らの作品が“デザイナーズ家具”としてブームになったりもしていますが、
実は全て、このトーマス=チッペンデールからはじまったものだったのです。
余談ですが、もともと家具というものは、王侯、貴族たちが金にまかせてつくっていた道楽品で、
庶民にはまったく縁のないシロモノでした。
そこでトーマス=チッペンデールは庶民のための家具開発に取り組んだのです。
クイーンアン様式をベースにした、その独特な躍動感あふれる、美しいファーストチッペンデール・スタイル。
しかし、それは量産化を目的とした、極めて合理的で優れた“工業デザイン”といえるものでした。
そして量産化された家具は、ブルジョア階級に受け入れられ、後に広く世に普及していくことになっていきます。
ちなみに、チッペンデール様式やクイーンアン様式など、18世紀のイギリスの装飾様式は
当時の英国国王、ハノーヴァー朝の君主名より“ジョージアン”と総称されています。
そしてまた、“ジョージアン”は俗に、“イギリス家具の黄金期”とも表現されています。
まさに掛け値なし!
黄金期の家具を再現した、最高級のアンティークです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
60,900
円
参考市場価格:
60,900
円
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LOCKON CO.,LTD.