ヤコブ&ヨゼフ コーンJACOB & JOSEF KOHNベントウッドアームチェア

大変状態の良いコレクターズアイテムが入荷しました!
1900年前後にオーストリアで製作された、トーネットの前身、
ヤコブ&ヨゼフ コーン社JACOB & JOSEF KOHNのベントウッドアームチェアです。
※このチェアは6脚セットで入荷しました。
正真正銘のアンティーク・ベントウッドチェアです。
それも“希少なヤコブ&ヨゼフ コーン”オリジナルモデルです!
曲げ木椅子のメーカーといえば、“ミヒャエル・トーネット”という偉大な人物が創設した、
元祖ベントウッドチェア、“トーネット”Thonetブランドがやはり有名ですが、
後にトーネットと合併をする、こちらの“ヤコブ&ヨゼフ コーン”社や“ムンダスMundus”社といった、
後発のライバルメーカーも独自技術を駆使して、かつては活発な活動をしていたようです。
こちらのアームチェアは残念ながら製造ラベルは失われておりますが、
デニムの画像データーベースより(そんなに大したものではありませんが)、
そのパーツ形状から“ヤコブ&ヨゼフ コーンJACOB & JOSEF KOHN”社製であることが判別しております。
ほぼ間違いなく、メイドイン“Wien Austria”のベントウッドチェアで、英国輸出モデルになります。
ヤコブ&ヨゼフ コーンJACOB & JOSEF KOHNにつきましては、過去の商品でご紹介させていただいているので、
少しだけ触れさせていただきますが、トーネットの曲げ木の特許が切れる6年前、1863年に設立された会社です。
つまり、おそらくはトーネットの創造した市場を狙ってスタートした会社で、
当時、このようにトーネットの曲げ木の特許が切れるのを虎視眈々とうかがっていたメーカーは、
“ヤコブ&ヨゼフコーン”、1社だけではなかったことでしょう。
でも“ヤコブ&ヨゼフコーン”社について言えば、のちに有名な“カフェ・ムゼウム”という名作椅子を世に送り出すなど、
単に商業主義だけの会社でないことは、作品が史実として示しています。
さて、その後“ヤコブ&ヨゼフコーン”社は1914年に“ムンドスMundus”社と合併。
コーンムンドスとなった後、1922年には、今度はトーネットと合併し、
”トーネットムンドス”社となっています。
そのトーネットムンドス社も、1939年には“ゲブルダートーネット”として経営陣が一新することになりますので、
“ヤコブ&ヨゼフコーン”社はこの時点で完全にその歴史に幕を閉じることになります。
まあそれは余談でしたが、いずれにしても“ヤコブ&ヨゼフコーン”社は、
現在のトーネット社の前身(の1社)というべき、由緒正しき会社に当たります。
さて、このベントウッドチェアに関しましては、“ヤコブ&ヨゼフコーン”社オリジナルモデルになりますので、
1914年(”コーンムンドス”設立)以前につくられたものであることに間違いはありません。
質実ともに価値の高いアンティークです。
ちなみにこちらのアームチェアはおそらく19世紀末ごろからトーネット社で製作され始めたモデルですが、
何と!100年後の現在でも、当時と同じ工場で同じアームチェアが今もなお、作りつづけられているのです。
(もちろん細部は変更されておりますが・・。)
製作しているメーカーは旧トーネット社のチェコ、ポーランド工場を引き継いだ民間企業です。
デニムでも以前よりそのメーカーの商品は一部扱っておりましたので、
ご存知の方もいらっしゃいますよね。
近々、デニムではお品数を増やして、もう一度皆様にご紹介させていただこうと思っております・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
33,600
円
参考市場価格:
33,600
円
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LOCKON CO.,LTD.