The House of Parliament / Water Colour (水彩画)


デニムが”アンティークインテリア”として、絵画の扱いをはじめようと思います。

収集する絵画について、作家のネームバリューや美術的価値にはそれほどこだわりません。
ただ、アンティークインテリアとしての主張性、被写体の歴史的背景、骨董品としてのオリジナル性など、
デニムが家具に対するこだわりと、同様のマインドはもって、収集いたします。

もちろん、仕入は現地のきちんとしたディーラーか、現地の歴史あるアンティークオークションにて。
ぜひ今後の作品をお楽しみいただければと思います。

まずはウォーターカラー(水彩画)からのご紹介です。
それも、これぞグレートブリテン! とも言うべき"The House of Parliament"(国会議事堂)です。

イギリスといえばロンドン、ロンドンといえばテムズ川、テムズ川といえば湖畔のウェストミンスター宮殿、
ウェストミンスター宮殿といえば時計台のビッグベン・・。

ということで、国会議事堂として利用されるウェストミンスター宮殿は、
時計塔ビッグ・ベン、ヴィクトリアタワーと共に、誰もが知るイギリスを代表するシンボルですね。
つまり、最もイギリスを象徴している水彩画、といえます。

でも・・。

旅行のガイドブックに載っているウェストミンスター宮殿とは、どこかちょっと違いませんか?

どこが?

いえ、気のせいかもしれませんが、これ、夕方の絵?
それとも、曇天の日?
どちらにしても、何となくたそがれていませんか?

それと構図。
普通、ガイドブックではビッグベンを右手前に宮殿をサイドから全貌が分かるように見せますが、
これは、地元の人が何となく、ぼんやり眺めているよう・・。

う〜ん、デニムが思うに・・。

当時、かつての輝きを失いつつあった大英帝国。
その象徴であるウェストミンスター宮殿をモチーフに、庶民の目で、国の凋落を表現した絵、
と見ることはできないでしょうか?

庶民からはちょっと手の届かない場所にある、ぼんやりと遠い国会議事堂。
どんよりと曇った空。
第二次世界大戦へと向かいつつある時代性・・。

そう言う目で見てみると、手前に描かれている、当時の庶民の帆船。
何か、背景の国会議事堂に比べて、ちょっと元気良く見えませんか?

栄光の日は過ぎ去った貴族・政治家に対して、歴史の表舞台に立ちつつある一般市民、
なんて見方も出来そうですね。

まるで、近年のどこかの国みたい・・。

まあ、解釈はいろいろ、という事で!

(Buyer/YM)



価格(税込): 60,900 円
参考市場価格: 60,900 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


[9]かごを見る
[0]TOPページへ

LOCKON CO.,LTD.