トーネットThonet ベントウッドスツール


19世紀末から20世紀初め頃に製作された、大変めずらしいトーネット社のアンティーク・スツールです。

小さな背もたれのついたカウンタースツールやハイスツールはたまに見かけたりしますが、
キッチンスツールのようなこのタイプのトーネットは、意外に初めてご覧になる方も多いのではないでしょうか?

座面の裏には“202”と型番が印字されています。
でも、かなり古いものなので製品についての詳細は不明です。
一見、量販モデルのように見えますが、う〜ん、どうでしょうか?

そこで、ちょっとディテールをチェックして見ると・・・、
座面にはトーネットお決まりの花柄パターンがエンボスされていますが、
座面サイズは通常のトーネットチェアよりもかなり小さいですね。
他と共通の部材を使っていないとすると、それなりの数は生産されていたのかも知れません。

また、わずかにテーパー(先細り)がかけられた4本足は、
上下2つのリング状のストレッチャー(補強材)で接合されています。
ただ、リングがほぼ同サイズのため、スツール全体のシルエットが「エントツ型」になっています。

普通、キッチンスツールは裾広がりで安定感を感じるものですが、
この「エントツ型」の危ういバランス感覚が、このスツールにどこかドライな印象を与えています。



価格(税込): 29,000 円
参考市場価格: 29,000 円
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