エンジェルバック ベントウッドチェア


1920年代につくられたフィスケル社製のベントウッドチェアです。

それにしても“エンジェルバック”チェアとはバツグンのネーミングですね。
その名の通り、椅子の背には“天使の翼”(!)が生えています。
しかも中央のリングは“天使の輪”がモチーフでしょうか?

ベントウッド(曲げ木)という単純な技術でここまでのデザインを成し遂げるなんて・・・、
とにかく、ただ、ただ、感心しきりです。

製造元のフィスケルFischel社は、以前にも紹介させていただきましたが、
当時チェコスロバキアにあった著名な家具メーカーです。
ベントウッドチェアのマニュファクチャーとしては元祖“トーネットThonet社”(オーストリア)に匹敵する程、
信頼性の高いメーカーでした。

ちなみに、ベントウッドチェアは“イギリス”アンティークの定番ですが、
イギリスのメーカーものはあまり聞いたことがなく、
ほとんどはポーランド、オーストリア、チェコあたりの他国からの輸入品です。
でもベントウッドの原産国がそれらの諸国なのですからご心配は無用です。

また同じデザインのチェアがトーネット社にもあったように記憶しておりますが、
この“エンジェルバック”チェアの存在自体が非常に貴重なものですので
フィスケル or トーネットどちらがオリジナルか、といった論議はここではあまり意味がないことだと思います。

そのあたりのお話はまたの機会ということで・・・調べておきます。



価格(税込): 23,100 円
参考市場価格: 23,100 円
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