ローズウッド マザーオブパール インレイドウォールクロック


イギリス19世紀後半、ヴィクトリアンの時代に製作されたと思われるオールドウォールクロックです。
家具の先進国、英国らしいインレイローズウッドの外装ケースで彩られた、
当時の最高級ヴィクトリアンクロックになります。

・・「木の宝石」とも呼ばれる、最高級マテリアルの”ローズウッド”に、
豪華なマザーオブパールを使用したインレイ(象嵌)ワークの見事なデザイン性。

ローズウッドは硬度が高く、繊維の目が詰まり、狂いが許されない楽器などに使われる逸材である反面、
逆に加工には非常に高度な技術を要し、最高の技術をもった家具職人のみしか扱うことのできない、
製作に手間のかかる厄介な素材です。

その希少材に、これほど美しいパールのインレイワーク(象嵌)を施すわけですから、
さすが19世紀の匠の技ですね!

そして内部の機械もまた19世紀ならではの逸品!
こちらのクロックは、日本では手に入ることが稀な“Fusee(フュージー)”と
呼ばれる「鎖引き時計」なのです。

鎖引き時計とは、鎖を用いてぜんまいの動力を伝えるタイプのもので、
16世紀ころより使用されていましたが、20世紀初めには、
スイスで発明された「スイスバレー式」に取って代わられることとなり、
それまで作られていた鎖引き時計はほとんどが姿を消してしまいました。

今では、19世紀以前のアンティークの懐中時計などで鎖引き時計の機械を知ることができますが、
こちらのような鎖引き時計の掛け時計ともなると、かなり古い時代には消滅していたらしく、
その点でも非常に珍しいものです。

ちなみに、某有名メーカーの鎖引き時計のアンティークウォッチには、
1000万円クラスの値の付く個体もあるということです。

素材やデザイン性だけでなく、希少性においても
アンティークファンには垂涎ものの一品だと思います。

骨董的価値も非常に高い、正真正銘のコレクションピース。
きっとコレクターの方にもご期待に添える逸品と思います・・。

(Buyer/SD)



価格(税込): 97,200 円
参考市場価格: 94,500 円
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