フルーツバックアームチェア


今から70年ほど前、イギリス・アールデコの時代に製作された、英国スタイルのダイニングチェアです。
普通サイズのオークのダイニングチェアにしては珍しい、肘掛(アーム)つきタイプになります。

※このチェアはDC0587 フルーツバックチェア3脚と4脚セットになっていました。

複数脚セットのオークチェアで、同じデザインのアームチェアがあった場合、
そのアームチェアは“カーバーチェア”(ご主人様の椅子)と呼ばれ、
他の椅子よりも風格があって、一回り大きいのが普通です。

でもこの椅子・・。

他のチェアと同じサイズで、ちょろっと申し訳程度にアームが付いていて、
なんだか、ちょっとかわいいですね。

偉そうにみえないところに、とっても好感が持てます。

さて、こちらのチェア、イギリス伝統家具らしいエリザベサン・スタイルの椅子ですが、アールデコの時代につくられた椅子らしく20世紀風にモダナイズされています。

スプラット(背もたれ)の中央にアイキャッチの葡萄や果実、お花柄のレリーフを配したデザインは、アールデコの頃のアンティークに比較的良く見かける椅子です。

現代の大衆“モダン”の原点、アールデコの時代らしい椅子ですね・・。
ダーク・オークの木肌と前脚の“バルボス”レッグの伝統デザインが全体的にコンサバティブなアンティークらしさを感じさせ、その重厚な雰囲気をより一層強調しています。

郷愁を感じさせられる、ノスタルジックな椅子だと思います。


(Buyer/YM)



価格(税込): 30,000 円
参考市場価格: 30,000 円
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