ツイスト エクステンションテーブル


イギリス1920年代に製作された、ちょっとめずらしいタイプのエクステンションテーブルです。

私事で恐縮ですが、先日テレビを買いました。
それもブラウン管(!)テレビです。
液晶・プラズマ全盛のこの時代にめずらしい奴だな!って思われるかもしれませんが、
テレビを置く場所が部屋のデッドスペースになっているため、薄型である必要性が全くなかったのです。
(ホントは激安価格にひかれてしまっただけ?)

それにしても一時代を築いたブラウン管テレビも、もはや「20世紀の遺物」なんですよね。

過去に残されてしまうもの、未来へ受け継がれていくもの・・。
無常の世の中、当然といえば当然ですが、何か、ちょっとセンチメンタルな気分に・・。
でも、それでいて将来への期待に胸膨らませるポジティブなところもあったりして、
時代の流れって、何かフクザツ・・ですね。

実はこのエクステンションテーブルも、そんな時代の流れから取り残されてしまった
「19世紀の遺産」なのかも知れません。

そもそも拡張式食卓(ドローリーフダイニングテーブル)は、16世紀、エリザベス1世の時代に
初めてイギリスにもたらされたと言われておりますが、
この金属線の、らせん状のクランクによるエクステンションテーブルが流行したのは、
ヴィクトリア期である、19世紀後半から20世紀はじめにかけての時期でした。

流行していた当時としては最先端のハイテクテーブルだったと思います。
ハンドルをくるくる回して拡張させる、なんてメカニカルなシステムは、
いかにもあたらしもの好きの貴族階級が飛びつきそうなネタですよね。

・・・でも時代はいつの世でも、より便利に、より早く、より快適に、進化を進めていきます。

のんびりキコキコとハンドルが回せた時代は良かったのでしょうが、
テクノロジーが爆発的に発達した20世紀という時代は、そんなをスローなアクションを許してはくれなかったのでしょう。

その後テーブルは、皆様ご存知の、スライド式のバタフライ型ドローリーフテーブルに主流を移していきます。


価格(税込): 86,000 円
参考市場価格: 86,000 円
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