グラスキャビネット


英国1920年代に製作されたグラスキャビネットです。

イギリス伝統家具の典型的なスタイルですね。
製作された年代よりも少し前に主流だった“ヴィクトリアン・スタイル”が踏襲されています。

“ヴィクトリアン・スタイル”とはもちろんヴィクトリア女王が在位中の美術様式の総称ですが、
ネオ・ゴシック、ネオ・バロックなどなど、そのデザインにはさまざまなタイプが見られます。

このキャビネットについて言えば、特徴的な脚元の“クロウアンドボウルレッグ”(玉をつかんでいる鳥類の脚)、
アストラガル・モールディングと呼ばれる縁まわりの処理、
大きくボウ(弓)型に弧を描くフロントシェイプ・・・と、ネオ・ロココとも言うべき特徴が色濃く出ています。

ガラス扉の網目細工はゴシック風ですが、全体的にバランスの良いデザインです。



価格(税込): 58,000 円
参考市場価格: 58,000 円
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