カーブドオークデスク


19世紀後半、イギリスでつくられたニーホールデスクです。

おーっと、これはめずらしい、“グロテスク”ですね。

“グロテスク”とは、15世紀末から16世紀にかけてのルネサンス期に流行した、家具や建築の文様のことですが、もともとの起源は、あのローマの暴君、皇帝ネロの“黄金宮殿”にまでさかのぼります。

1480年、ネロの宮殿が発掘されたとき、人工洞窟(グロッタ)を飾っていた絵画や浮き彫りの文様が当時のヨーロッパの人々を大変驚かせ、その文様に影響を受けたあの偉大なイタリアの画家ラファエロが、バチカン宮殿の回廊(ロッジア)の装飾に用いたのは有名な話です。

それ以来文様として注目を受けるようになった“グロテスク”は一気にヨーロッパ中へ普及し、各国で高級家具などにルネサンス様式のオーナメントとして取り入れられるようになりました・・。

・・・なるほど。
人を人と思わない“支配者”ネロだからこそ、誕生した文様だったんですね。

そう考えると、“グロテスク”はやはりグロテスク(=悪趣味)ですけど、でも、この“グロテスク”はちょっと一味違いますよ。
よーく、見てみてください。
この顔が迫害された不憫な人間に見えますか?
・・・見えませんよね。

そう、このどこか“ヒーロー“顔したおじいさん(?)は、何を隠そう、あの正義の味方 “グリーン・マン” だったのです!
(“グリーンマン”とは??→次の、次の章へ急げ!!)


価格(税込): 180,000 円
参考市場価格: 180,000 円
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