ユンハンスJUNGHANS オールドアラームクロック

ポップな黄色がかわいいユンハンスJUNHANSの目覚まし時計です。
1950~60年頃にかけて販売されていたモデルです。
ミッドセンチュリーらしいデザインとはいえ、さすがドイツの名門企業、デザイン面でも秀でています。
こちらは当時のユンハンスで最上級、世界でも最先端クラスの目覚まし時計、
TRIVOXシステムのSILENT-TICモデルです。
TRIVOXシステムはアラーム音が段階的に大きくなる機構を備えた商品シリーズです。
突然、ジリジリジリ・・と大音量で鳴るのは心臓に悪かったのでしょうか、
3段階でだんだん大きくなるように制御されています。
最初は「ジン、ジン、ジン・・」と何かが始まるような予感を感じさせる散発的な機械音、
次に「ジリン、ジリン、ジリン・・」と、早く起きないと爆発しちゃうよ、といわんばかりの断続的な揺らぎ音。
で、そのあと「ジリジリジリ・・!」という強烈な連続音。
う〜ん、よく考えられていて感心します。
何だか、現代のさまざまな警告音はここから始まったのでは、とさえ、思ってしまいました。
ちなみにTRIVOXはBIBOXという2段階アラームの発展形システム。
どちらにしてもゼンマイ式の機械時計でここまでの機能を持たせるとは、さすがユンハンスですね。
あと、SILENT-TICというのは文字取り、音の静かなモデル、ということ。
「カチコチ」という機械音がアンティーククロックの象徴と単純に思っていましたが、
当時の人にとっては、やはりうるさかったのでしょう。
ユンハンスは金属音を吸収する仕組みを考案し、製品に役立てていました。
といっても無音ではないのですけどね。
静かめ、というくらいの感じです。
さて、アラームクロックでベルの鐘がケースの外側に出ていないデザインは、
一般的に戦後(1950~60)普及したモデルといわれていますので、こちらのクロックにはさらに各種機能も備え、
まさに当時の最先端技術が凝縮されたトップモデルと思われます。
小さなボディに、意外なほどずしっと重みのある重量感が
技術の粋を極めたプライドを主張しているようです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
15,750
円
参考市場価格:
15,750
円
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LOCKON CO.,LTD.