スーパークオリティ ビッグバルボスサイドボード

イギリス20世紀初めごろに製作された、見事な装飾の最高級サイドボードです。
※このサイドボードはDC0870 スーパークオリティ ビッグバルボスオークチェア4脚と、
DT0416 スーパークオリティ ビッグバルボスドローリーフテーブルとの計6点ダイニングセットで入荷いたしました。
アールデコらしい、といえば、らしいデザインですが、
その風格は比類のないほど、圧巻なスケール感です。
アールデコの“バルボス“レッグの割に、彫刻の細工も細かく、
グレープ柄のオーナメントもチェア、サイドボードそれぞれに統一感をもって施されています。
現地ディーラーの人間は、こちらの当時のダイニングセットの価格について、
おそらく現代感覚で£10,000は超えていたのではないかと感嘆していました。
え? それって現代の日本円の感覚で表現すれば、○○○万円程・・?
まあ、それはともかく、富裕層の高級ダイニングであることは間違いありません。
当時のハンドメイドの最高級注文家具、現代では製造不可能な逸品です。
品質の高さもさることながら、デザイン面でも、クラシカルな古典様式とアールデコのポップなモダン感覚を
見事に融合させて、これだけの作品にまとめ上げているわけですから、
その製作者のクリエイティビティにも感服いたします。
とてもすばらしい商品性と思います。
実用家具などではなくて「美術工芸品」としてもご紹介させていただきたくなるような
そんなコレクタブルズアンティーククラスのサイドボードです。
ベースは16世紀ルネッサンス期のエリザベス様式だと思いますが、
アールデコへ向かう時代性を反映してか、曲線と直線を巧みに組み合わせ、
全体的にモダンなシルエットを構成しています。
天頂飾りは“バルボス”とか“パイナップルレッグ”などと呼ばれる伝統デザインで、
脚元はバルボスに呼応したパッドフット、
全体を統一しているオーナメントはトラディショナルな「葡萄」をモチーフにしたレリーフです。
レリーフの彫りこみはかなり細かく、マシンメイドでは出せない味わいです。
そして特筆すべきは、そのつくりの良さだけではなく、1世紀近い永劫の時を経た、今日に至るまで、
ゆがみや狂いを見せない、その材の確かさ、クオリティ・・。
これだけの派手な外観ですので、あまり筆者がくどくどと説明をしなくても、
もともと一級品のサイドボードであることは、それほどアンティークに馴染みのなかった方でも
直感的にご理解いただけるものと思いますが、
実際、そのつくり、デザイン、素材の質は、いずれもきちんとチェックをして、
最高級クラスのサイドボードであることは確認しております。
もちろん、前オーナーの扱いも良かったことは疑いはないと思いますが、
アンティークならではの“パテナ(古艶)”というオーラまで身にまとい、
文字通り、偉大な高級アンティーク・サイドボードへと昇華しています。
率直に、良い家具です・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
138,600
円
参考市場価格:
138,600
円
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LOCKON CO.,LTD.