スーパーウォルナット ヴィクトリアン レディースチェア


今から何と!150年以上前!!
ヴィクトリアン中期に製作された、ソリッド・ウォルナット製の最高級オープンアームチェアです。

何という美しい椅子なのでしょうか・・。

「息を呑む」、「言葉を失う」という形容句以外、
この椅子の「美」を表現する日本語はこの世に存在しないと思います。

興奮を沈めつつ、この椅子を客観的に眺めてみると、
まず感銘を受けるのが、そのエクステリアデザイン・・。

こんなに芸術的で端正なスーパーチェアが
フリーハンドで図面を書き起こさなければならなかった時代に製作可能だったなんて・・。

いや、フリーハンドだからこそ製作が可能だったのでしょう。

大量生産技術では現代家具の脚元にも及ばなかった時代の椅子ですが、
「試作」レベルの技量の高さは、もしかすると歴史上ピークを迎えていた時代だったのかもしれません。

ジェニン・アンティーク(100年を経た真のアンティーク)、
それも最高級アンティークチェアならではの美しいシルエットです。

デザイン的には、優雅な家具を生んだミッド・ヴィクトリア期のネオロココ様式がベースになっていて、
当時貴族の中で流行していた“バルーンバック”フォルムを採用、
またカブリオールレッグ(猫足)の脚先には18世紀末のフレンチスタイルをベースに
独自のローレリーフでアクセントをつけるなど、
「高級家具」を意味する、イギリスの家具の伝統工芸が随所に盛り込まれた超・一級品です。

当時の幅広スカートを着用された貴婦人方が、
サロンで優雅にご愛用されていた状況を想像させられませんか。

しかも素材には当時の家具素材の最高級マテリアル、“フレンチウォルナット”を使用。

フレンチウォルナットは黒海地域で産したフランスの最高級家具材で、
別名 “サーカシアウォルナット”とも呼ばれています。
ブラジリアンローズウッドやキューバンマホガニーなどと同様、
磨けば磨くほど、また歳月を経れば経るほど比類のない艶を見せる最高級の銘木です。

そしてこのオープンアームチェアは、その木の宝石、至宝“フレンチウォルナット”を
無垢のまま削りだして使うという、気を失いそうになるほどの贅沢な仕様なのです。

いつの日か、バイオリンなどの博物館クラスの古典楽器と同等クラスに位置づけられ、
究極のプレミアムチェアと呼ばれる日が来るのではないでしょうか。

これほどの椅子ですから、もちろん、デニムでも最高最善のメンテナンスを施しております。

最高の技術をもつ21世紀の椅子張り職人が、
オーストリア・ハプスブルグ家ご用達の“バックハウゼンBackhausen”という世界最高級ブランドの椅子生地を使用し、
時間をかけて丁寧に張りあげました。

お写真で「布くるみボタン」を良くご覧になってみてください。
ゴールドのドット柄がくるみボタンの上でも位置合わせされているのがわかりますか?
このような細かいところにまでしっかりと気を配っているのを見ていただければ、
どれほど慎重に作業を行なっているか、お分かりいただけることと思います。

その他、金物はオランダ製のハガティ社カパーポリッシュを使用し磨き上げ、
交換キャスターにはイギリス・バーミンガムのアーマック・ブラスワークス製を使用、
ウッドフィニッシュにはイギリスの老舗ブランド、マイランズ社製のシェラックニスとビーズワックスで磨きました。

メンテナンス用品にも一切の妥協はありません。
まぎれもなく、複数のレストアラーが総力を挙げて仕上げた最高の”スーパーレディースチェア”です。

お勧めできない理由はどこにもありません。

どうぞ、貴女の一生の伴侶となさってください・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 346,500 円
参考市場価格: 346,500 円
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