アンソニアANSONIA オールドアラームクロック

アメリカ・アンソニアクロック社ANSONIAのコレクションクロックです。
アンティークの目覚まし時計ファンの方にはかなり有名な時計ブランドです。
アンソニアクロックといえば、高級な掛け時計や置き時計で名の知れたマニュファクチャーですが、
このようなベル付きの丸型目覚ましも、コレクターの方には人気のアイテムです。
ご存じない方のためにアンソニアについて簡単に説明させていただきますと・・。
アンソニアはかつて存在したアメリカの大手時計会社のひとつです。
創業は1851年。
当初はアメリカ・コネティカットにあった真鍮メーカーのいち時計部門でした。
その後、精巧で頑丈な時計を作ることで評判を得たアンソニアは、ほどなく当時の大手時計メーカー、
イングラハム、セストーマス、ウォーターベリー、ウェルチなどの名門企業と肩を並べるまでに成長していきました。
商品は主に高級なクラスの掛け時計や置き時計が数多く製造され、
木製ケースや鉄製、大理石や陶磁器製など、多彩で数多くのモデルが生産されています。
最盛期は世界中に数多く輸出されていたそうです。
日本にも明治時代には多く輸入されていたそうで、当時の日本の時計メーカーが、
アンソニアの”A”マークを信頼の証しとして、こぞってコピーしていたそうです。
そんなアンソニアも1879年にニューヨークへ移転した後、1890年には工場火災にあい、
1929年にはロシアに買収されるなど、約80年間でその歴史に幕を引くことになりました。
しかし世界中に残されたアンソニアの時計たちは、今でも多くのコレクターたちの心をつかみ、
人々の心の中に息づいています・・。
ということで、こちらはそんなアンソニアの珍しい目覚まし時計。
コレクターのお客様よりお譲りいただいたものになります。
一見しただけで、とても大切に扱われていたことが手に取るようによくわかる状態で入荷いたしました。
おそらく紙製?ではないかと思われる文字盤は多少の変色はあっても完全なオリジナル状態で保存されています。
外回りもムーブメントもよく手入れがされています。
古ぼけてはいますが清潔感が感じられるくらいです。
こちらのアンソニアは、1878年まで刻まれていた”CONN”の刻印がなく、
文字盤の下部にNEW YORKの文字が確認できます。
また、“PATD MARCH 27, 77”という1877年のパテントを示す刻印がムーブメントに入っているところから、
おそらく1879年以降1900年以前に作られたモデルであることが想像されます。
ということは、アンソニアが最盛期のころ、ということですね。
今時の常識で考えればびっくりするほど大きな目覚まし時計ですが、
当時としては標準サイズだったのでしょう。
筆者的には、妙に貫禄があって頼もしいルックスに見えます。
富裕層のプライベートルームあたりで使われていたものだったのでしょうか・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
10,500
円
参考市場価格:
10,500
円
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LOCKON CO.,LTD.