Wilton 4スタッキングオークブックケース


人気の高級アンティークが入荷いたしました!。

20世紀前半、1930年前後に製作された、
人気の“グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”スタイルのブックケースです。
4段の棚がそれぞれ独立していて、スタックして組み立てられるめずらしいタイプのキャビネットです。

うわ、カッコいい・・。

・・なんて表現力が乏しくて申し訳ありません。
“アーツアンドクラフツ”(19世紀末の美術工芸運動)の流れを汲む、
本当にとても美しいスタイルです・・。

このタイプのブックケースは“グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”という当時のマニュファクチャーが
パテント(特許)を申請し製作していましたが、後年にはさまざまなマニュファクチャーにより製作されています。

ガラス戸を上部に収納する、つまみのついた独特の開き戸を持つグラスキャビネットスタイルは、
普通に作ると、ガラス戸の滑りをスムースに行なうことが難しく、開閉には両手で行う必要がありますが、
グローブヴェルニッケの考案した特殊な金具は、この滑りの悪さを解消。

片手で開閉できるこの仕組みがグローブ社の特許となったわけです。

その使い勝手の良さとデザイン性により、グローブヴェルニッケのブックケースは
当時からかなり人気は高かったようです。
法律事務所の書庫として使われていたことは広く知られていますね。

という経緯で、セクショナルタイプのブックケースを独占していたグローブ社。
しかし、こちらのウィルトンWilton社やケンリック・エファーソン社など、
一部の優良メーカーだけは独自のローラー式で、扉の片手開閉を可能にしたのです。
”Wilton”は、ヴェルニッケの牙城に挑んだ1社と言えるでしょう。

ただし、構造面で非常に高い精度が要求されたため、どんなマニュファクチャーでも製作できたわけではなさそうです。
ほぼ総無垢に近い材料で80年もの間、スタッキングが可能な状態を維持するというのは
よほど高い設計・製作技術がなければ不可能ですから。

というわけで、Wiltonというメーカー情報については詳細不明ですが、
一流の技術を持つ工房であったことは間違いなさそうです。

ちなみに“グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”は、独立した棚が1体型になっているタイプもありますが、
こちらのお品は1段ごとにスタックできる、文字通り“スタッキング・ブックケース”タイプになります。

コンディションも良く、“レトロ”という表現がぴったりのスタイルに、長年大切に扱われてきた「あめ色」のオークの木肌の風合いが、
筆者の「物欲」を刺激してやみません。(苦笑)

ぜひ身近においておきたい、素敵な家具です・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 199,500 円
参考市場価格: 199,500 円
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