ゴスW.H.Goss ボーンチャイナ コーヒーカップ


イギリス製の陶磁器といえば、ミントンやウェッジ・ウッドなどの一流どころを思い浮かべるのでしょうけど・・。

確かに、それはそれは素晴らしい名門の窯元と思いますが、
カジュアルアンティークをモットーとするデニムでは、
かわいらしいイギリスの紋章がプリントされている ”ゴス”W.H.Gossをおすすめします。

日本ではあまり聞いたことのない磁器メーカーかもしれませんが、
アンティーク品のプライスガイドで、欧米ではGossだけの専門書が出ていたりするなど、
結構人気があるブランドです。
アメリカでもかなりコレクターが多いようで、e-bayにもかなり出品されています。

W.H.Gossとは、ウィリアム・ヘンリー・ゴスが興した白磁器メーカーです。
1858年から1939年まで続いていたそうですから、約80年の歴史があります。
Gossの磁器は、主にイギリスのリゾート地のお土産として販売されていたそうです。
Gossの特徴として、商品にはその土地の「紋章」が必ずプリントされていました。

おりしも時は産業革命と鉄道の発展の真っただ中。
多くの労働者もリゾートへと鉄道旅行する、という、まさに時代の流れに乗り、
Gossのお土産は、英国の一般家庭の実に90%が所有していたといわれています。
当時のミリオンセラーだったのでしょう。
通説ではGossの商品は10,000種類以上存在していたといわれています。

しかし、そんなGossも第一次大戦をきっかけに急速に経営が悪化し、第二次大戦前にはその歴史の幕を閉じています。
「盛者必衰」のことわりは世界共通、ということですね。

それでもかつて一世を風靡したブランドは人々から忘れ去られることはなく、
第二次大戦以降、コレクションとして再び脚光を浴びることになります。

どこか、イギリス版”ファイヤーキング”のような話ですが、確かに、
アンティークコレクションとしては比較的安価なので、その点でもファイヤーキングとは共通するものがあります。

こちらはそんなGossの“コルチェスター”The Crest of Colchesterの紋章入りのアイテム。

“No Cross No Crown”という標語とともに表示されるこの紋章は、
キリストの血、緑の十字架、そしてキリストを張り付けにした釘にひっかけられた3つの王の冠、と
何だか、とても意味深いものです・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 4,800 円
参考市場価格: 4,800 円
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