クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンColumbia Grafonola


とっても素敵なグラモフォン(蓄音器)が入荷しました!
1920年ごろに製作された英コロムビア社正規品のグラモフォン、正確にはグラフォノラGrafonola、
しかもミュージックキャビネット一体型の高級品です!

※こちらのグラモフォンのレコード再生が視聴できます。
 下記サイズコメント欄をご覧ください。


なんと見事なクイーンアンのマホガニーサイドキャビネット。

当時の蓄音機は、機械を収納するケースが大変素晴らしく、
アンティークマーケットではそのケースだけをサイドボードなどとして使われているのをよく見かけます。

こちらもそんな家具調蓄音器(?)の一つ。
ソリッドマホガニーの美しく堅牢な造形は、古艶(パテナ)のアンティークブラウンも美しく、
ほぼ当時の容姿を今に伝えています。

家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、本当に美しいです。
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!

ところでちょっと話は変わりますが、12月6日は「音の日」だったって知っていました?

そう、かの発明王“トーマス・エジソン”が蓄音器を発明した日、ということだそうです。

でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、以前にもご紹介しましたね。

彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、
さらに発展していきます。

一方、この米グラモフォン社は、1897年に英グラモフォン社を設立します。
しかし英グラモフォン社は短命で、1931年には英コロムビア社と合併をしています。
ちなみにその会社は・・現在の英EMI社です。

さて、ということはつまり、この英コロムビア社製蓄音器には”グラモフォン”の名前が使われていないことから、
1931年のEMI社設立以前に製作されたものであることがわかりますね。

なぜなら合併した後なら、「蓄音器」の代名詞、“グラモフォン”を使っているはずですからね。
英国ディーラー情報通り、製品の完成度から見ても1920年前後につくられたものなのでしょう。
素性のはっきりとした骨董品です。

機械については、どの程度のレベルのコンディションなのかは専門ではありませんので
骨董品レベルでしか表現できませんが、使用状況はとても良好だと思います。

すべての機能は完ぺきに稼働しています。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、全てが当時に近い状態を維持していると思います。

音についてはノイズは若干混じりますが、本来の音がわからないので私感ですが、
デニムの耳にはとても良い音に聞こえます。
どこかで聞いたような(遊園地で聞いたような?)懐かしい音です。

もちろん、詳しい専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
聞く人の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、”サウンド”です。

些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)

ぜひそのサウンド、聞いてください・・。

※こちらのキャビネットグラモフォンお求めいただいた方には、お好みのレコード盤を1枚差し上げます!
 こちらからお選びください。


(Buyer/YM)



価格(税込): 105,000 円
参考市場価格: 105,000 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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