フィッシェルFischel ベントウッドチェア No14


1920年代、旧チェコスロヴァキアでつくられたグッドコンディションのNo14チェアです。

もうこちらのチェアの説明は不要ですね。
そう、今から150年前、ミヒャエル・トーネットがデザインし、
今尚、世界各国でつくられ続けている世界家具史上の最高傑作、No14チェアです。

こちらの1脚はトーネットのNo14に交じって入荷してまいりました。
でも、こちらのチェアは座裏のラベルも残っていてはっきり素性がわかる1脚ですので、
きちんと分けてご案内させていただきました。
よーく見てください。

例えば背のカーブ。

カーブのフォルムはよく似ていますが、全体的にふくよかで、トーネットのチェアよりも一回り大きく見えます。

つまり、”No14”という、チェアの総称としては3脚共通の椅子ですが、
アンティークチェアの専門店、デニムに言わせれば、全く別々のチェア、ということです。

実はメーカーによって、あるいは同じメーカーでも工場や年代によって、
同じ”No14”でも背のカーブは違うのです。
このカーブでメーカーやつくられた場所を推定することもできます。

あと違いがあるのは、座面のエンボス型(インタルシア)。

座面は交換パーツですので後年交換されている可能性もありますが、
やはり似ているようでメーカーや年代で微妙に違います。

そしてもう一つ、座裏のメーカー刻印。

これが入っていれば大体の年代が特定できます。

あと細かく言えば、接合部の構造などでもメーカーが特定できる場合もありますが、
ほぼ前述の3つのポイントで、そのチェアの素性はほぼわかります。

・・と、何でも同じに見えるNo14チェアですが、このように一つ一つ、
ベントウッドチェアにはそれぞれ個性があるのですよ。
もちろん、その背景には長い歴史、そして多くの人々による物語があります。

アンティークのベントウッドチェアを見かけたら、ちょっと気にしてみてください。
きっと、アンティークチェアが今より好きになりますよ。

貴方のお好みの1脚はどちらですか・・?

(Buyer/YM)



価格(税込): 14,700 円
参考市場価格: 14,700 円
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