アーリーヴィクトリアンマホガニーチェア

今から何と!約170年ほど前、イギリス19世紀前半、
“アーリー・ヴィクトリアン”と呼ばれる時代に製作された貴重なサロンチェアです。
“アーリー・ヴィクトリアン”ですよ・・。
“ミッド・ヴィクトリアン”や“レイト・ヴィクトリアン”ではありません。
かなり多くのアンティークチェアに接している筆者でさえ、
今ではほとんど流通しているのを見なくなった、ヴィクトリアン初期のオールド・アンティークチェアです。
ヴィクトリア女王治世下、“ヴィクトリアン”様式と呼ばれる、
装飾過剰気味のクラシカルな家具が数多く生み出された時代ですが、
さすがに最近では流通量も減少してきたようです。
特に良品にお目にかかる機会はめっきり少なくなってきましたね・・。
このチェアについては、そんなヴィクトリアンの椅子として200年近くの時を経ていながらも、
今なお、すばらしいコンディションをキープし続けている数少ない椅子のひとつです。
「良質な19世紀の椅子」という希少性は、近い将来「資産価値」のかたちで、
充分ご満足いただける評価となって返ってくることと思います。
外観的には、俗に“ヴィクトリアンスタイル”と呼ばれる、ふんだんに装飾の施されたチェアに比べれば、
ちょっと質素かもしれませんが、それでも見る人が見れば分かります!
ヴィクトリアン独特の、このバルーンバックフォルムは、まだ前時代、“ジョージアン”の名残を残す、
とても骨董的価値の高いエクステリアです!
さらに、オーナメントはロココの伝統、スクロールオーナメントをあしらったものですが、
製作者一級のセンスを感じさせる、クリエイティビティに満ち溢れています。
それにしても、この素材の質感・・。
素晴らしすぎます。
これはマホガニーはマホガニーでも、世界最高級のマホガニーといわれる、
“スパニッシュ・マホガニー”では、と推測しております。
“スパニッシュ・マホガニー”はキューバやプエルトリコ、ジャマイカなどの中米各国から
当時輸入されていた高級マホガニー材の総称です。
現代家具で「最高級」といわれる“ホンジュラス・マホガニー”が「並」だった時代に
「銘木」とされていた素材ですから、そのレベルはお分かりいただけるでしょう。
木の宝石、“ブラジリアン・ローズウッド”に匹敵する高級材で、
まさに磨けば磨くほど光る逸材です・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
42,000
円
参考市場価格:
42,000
円
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LOCKON CO.,LTD.