ｸｵﾘﾃｨ ｲﾝﾚｲﾄﾞﾏﾎｶﾞﾆｰ ｽﾓｰﾙﾏﾝﾄﾙｸﾛｯｸ
ｲｷﾞﾘｽから入荷したﾒｲﾄﾞｲﾝｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞのﾏﾝﾄﾙｸﾛｯｸです｡
ｹｰｽのﾃﾞｻﾞｲﾝからすると､ｴﾄﾞﾜｰﾃﾞｨｱﾝ(1901-1910)の頃のものと思います｡
ｲｷﾞﾘｽの老舗ｱﾝﾃｨｰｸﾃﾞｨｰﾗｰが地元のｱﾝﾃｨｰｸｵｰｸｼｮﾝで､
｢ｴﾄﾞﾜｰﾃﾞｨｱﾝのﾏﾝﾄﾙｸﾛｯｸ｣として落札したものをﾃﾞﾆﾑが入手しました｡
素性は間違いのないｱﾝﾃｨｰｸです｡
素材はもちろんｱﾝﾃｨｰｸﾏﾎｶﾞﾆｰ｡
｢金の塵｣という長い歳月を経過したﾏﾎｶﾞﾆｰのみが魅せる､黄金色の繊維がきれいに出ています｡
そんなやや赤みのあるﾐﾃﾞｨｱﾑﾌﾞﾗｳﾝの躯体には､ﾌｫﾙﾑを引き締めるｽﾄﾘﾝｷﾞﾝｸﾞ(線象嵌)や､
ﾏｰｹｯﾄﾘｰ(絵画調の象嵌)が施され､英国家具によって培われた木工装飾の技術が
この時計ｹｰｽに惜しみなく投入されています｡
ﾃﾞｻﾞｲﾝは､古典ﾃﾞｻﾞｲﾝの王道を行くｼｪﾗﾄﾝ風の縦型ﾏﾝﾄﾙｸﾛｯｸｽﾀｲﾙ｡
高級感､というか｢品格｣の高さを感じるﾃﾞｻﾞｲﾝ性です｡
ｲｷﾞﾘｽらしい紳士的なｾﾝｽを感じます｡
こちらの時計については､特に詳細な入荷情報はありませんでした｡
ｲﾝﾃﾘｱ性の高い完動品でしたので､多くの情報を必要としていなかったのでしょう｡
でも､ｱﾝﾃｨｰｸ品の素性についてはちょっと気になるもの｡
手掛かりは､文字盤の”GOLDSMITHS Co, Newcastle”のﾚﾀｰと､ﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄの”SALISBURY”の刻印のみ｡
調べてみると､ｺﾞｰﾙﾄﾞｽﾐｽとは現在もﾆｭｰｶｯｽﾙにある老舗の時計店､
”The Northern Goldsmiths Company”のことではないかと思います｡
ｿｰﾙｽﾞﾍﾞﾘｰとはｲｷﾞﾘｽ南部の州都のことで､生産地を示しているのでしょう｡
ということはおそらく､この時計は大手の時計販売店が地方の時計ﾒｰｶｰに個別発注した
ｼｮｯﾌﾟﾌﾞﾗﾝﾄﾞ品だったものと思われます｡
つまり､英国･純･国産品､ということ｡
英国ﾌｧﾝの方にはうれしい純血のｱﾝﾃｨｰｸ､というわけです｡
ﾌﾗﾝｽやﾄﾞｲﾂのﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄが多い英国のｱﾝﾃｨｰｸｸﾛｯｸで､
英国産とは結構珍しいですね｡
外観はｵﾘｼﾞﾅﾘﾃｨが高いｸﾞｯﾄﾞｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝ｡
ﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄもｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ済みですので､とても調子良いです｡
きっとｺﾚｸﾀｰの方にもご期待に添える逸品と思います･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
52,500
円
参考市場価格:
52,500
円
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LOCKON CO.,LTD.