スーパーアンティーク アーリージョージアン 18世紀オークビューロー


かつてないスーパーアンティークビューローが入荷してまいりました!

希少性の高い ”ジョージアン” (1714-1811)の家具の中でもさらに高い価値をもつとされる、
“アーリー・ジョージアン”(1714-1760)のリアルタイムなオークビューローになります!!

何と、今から260年前という、驚くべき“スーパーアンティーク”です。

・・私たちが英国よりアンティーク家具の直輸入をはじめて、
かれこれ7年が経とうとしておりますが、デニム以前の「無銘の椅子」時代も含め、
筆者の記憶の限りでは、これが最も古い「函もの家具」になると思います。

もちろんチェアやテーブルなど「脚もの家具」では、300年以上も前のアンティークも入荷してきたことはありました。

しかし、「函もの」に限って言えば、私たちデニムの中だけでなく、
日本に輸入されたこれまでの英国アンティークの中でも、最も古い部類のビューローに分類されるのではないでしょうか。
(あくまで個人的な推測です・・。)

実際、19世紀初頭のジョージ3世治世下、“レイトジョージアン”(1760-1811)ならば、
日本中探せば、まだジョージアンビューローの見つかる可能性はあるかもしれません。

でも、18世紀以前のジョージ1世、および2世治世下、それも“アーリー・ジョージアン” という、
ごく初期のライティングビューロー、という事になれば、
まず、現在の日本のアンティーク家具市場では、このビューロー以外、存在していないことと思います! (エヘン。)

つまり今の日本の中では、こちらが最も古い「英国アンティークの函もの家具」、という事になります。(自画自賛)
※もしこちらのビューローより古いビューローが存在しておりましたら、ぜひ教えてください!

さて、私感はこのくらいにして、こちらのビューロー、
イギリスアンティークとしてはスタンダードなデザインではないかと思いますが、
ジョージアンスタイルとしては比較的珍しいデザインと言えるかもしれません。

スクエアなフォルムに、脚元はツイストレッグ、オーク無垢の躯体にダークなステイン塗装、
そして座金付きの “スワンネック”(白鳥の首)型の高級ソリッドブラス(真鍮無垢)ハンドル・・。

ジョージアンスタイルとして確立されたレイトジョージアン時代のビューローと違って
まだデザインに柔軟性のある時代だったのでしょう、
後年に見るジョージアン様式のプロトタイプのようなビューローデザインです。

でも逆にいえば、これこそ、純潔の英国伝統スタイル、と言うこともできるでしょう。
とても興味深いコレクションピースです。

そもそも、ジョージアンといえば、世界最高水準をもつ英国家具の歴史の中でも、
「英国家具の黄金期」と呼ばれるほど、ハンドメイド家具の製作技術水準がピークに達した時期です。
つまり歴史上もっとも良質な手作り家具がつくられていた時代、と言い換えることもできるかも知ません。

このビューローは、まさしくそのど真ん中で生まれた家具です。
その価値はお感じいただけることと思います。

ところで話は横道にそれますが、このビューローが作られたころ、イギリスでは産業革命の時代でした。

産業革命を境にして、当時イギリスは急速に国力を高め、近代化していきますが・・、
でもそれは、きっと、歴史の教科書に書かれているうわべだけのお話。

実際の庶民の生活は変わらず苦しく、重税にあえぎ、疫病すら蔓延していたと聞きます。

つまり、何が言いたいのかといいますと、「ジョージアンの家具」などと呼べるものを所有できたのは
ほんの一握りの有産階級の富裕層だった、ということ。
いやもしかすると、貴族階級だったのかもしれません。

という事は、このビューローの作りの良さ、質の高さは、そうした多くの貧民たちの血税の上につくられたのかな・・、
などということ考えながらこのビューローを見ていたら、何だか、ちょっと複雑な気分になりました。

う〜ん、これはもう家具というよりも、一つの歴史的な「生活文化遺産」ですね。
大切に未来へと残していかなければならない・・。

ということで、次の世代へと長くこの価値を引き継いでいっていただける方、
ぜひご連絡お待ちしております。

(Buyer/YM)



価格(税込): 241,500 円
参考市場価格: 241,500 円
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