スーパークオリティ チッペンデールスタイルオーバルテーブル


イギリス1920年頃に製作された、大変見事なマホガニー材の最高級アンティークテーブルです。

オーバルな天板全面に広がる、素晴らしいマホガニーのリボン杢・・。

「赤銅色の宝石」とでも表現したくなるような、
そんな見事なスパニッシュマホガニー独特の縞模様の杢目です。

このような杢目、現代ではすでに化粧材(薄くスライスした突板)ですら、見ることはできなくなっています。

ましてや、現代最高峰のホンジュラス産マホガニーが、一般材として使われていたころの世界最高のマホガニーです。
家具史上、究極の逸材と申し上げても何ら過言ではないと思います。

その材は比重が重く、繊維のキメが細かい独特の質感を持つ中米産スバニッシュマホガニー。
磨けば磨くほどにその赤銅色に輝く色艶は深みを増し、その精度は比類なく高いといわれています。

また、巨木が多かったのも特徴で、このような上流階級が使う最高級のテーブルの天板に、
大判の無垢材が好んで使われたということです。

尚、こちらは珍しく伸縮のしないラージサイズのダイニングテーブル。

19世紀後半以降、生活様式がほぼ現代に近い状態になってからは、
ダイニングテーブルは、“ワインドアウト” (拡張式)のエクステンションテーブルが主流になったようですが、
こちらのテーブルはまだ古い生活様式で暮らしていたお屋敷で使われていたのでしょうか。

目的ごとに、お部屋ごとに専用の家具があった時代、
例えば、朝は朝食をとるための部屋があり、夜は晩餐を行うための部屋がある、というような・・。
テーブルもお部屋の目的に合わせて用意されていて、伸縮の必要はありませんでした。

とすればこちらのテーブル、もしかするとお二人くらいのブレックファーストテーブルとして
使われていたのかもしれません。
現代の感覚では、充分、4人掛けくらいのダイニングテーブルですけどね。

こちらはフィックスサイズで、その分大変しっかりとした剛性感を感じます。

すっしりと重い、無垢ベースの突板天板ですので、全体的な重量もそれなりにありますが、
その良質な材と設計のよさで、4本の脚がしっかりと躯体を受け止めています。

デザインは、高級家具の代名詞、チッペンデール様式。
オーバルなエッジラインを、木の葉が連なる ”リーフエッジ” が引き締めています。

フットスタイルは、猛禽類が珠をつかむ ”ボウルアンドクロウ”。
脚の付け根に入るアカンサススクロールのレリーフとともに、トーマス=チッペンデールが好んだ英国伝統様式です。

それにしても、このプロポーションに、このネイチャーアート・・。

このテーブルが主張する、大自然の芸術は、
明らかに、家具としての「格」を私たちに示しています・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 189,000 円
参考市場価格: 189,000 円
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