ヴィクトリアン マホガニーペンブロークテーブル

英国ヴィクトリアンのバタフライテーブル、通称“ペンブローク”テーブルです。
今から150年前に作られたものになります。
こちらは18世紀ジョージアン期に流行した、両側に跳ね上がるフラップのついたバタフライテーブルです。
抽斗(ひきだし)収納のついたこちらのテーブルは、通称ペンブロークテーブルと呼ばれています。
富裕層の朝食用のテーブル(ブレックファーストテーブル)として当時、とても人気のあったテーブルだそうです。
“ペンブロークPembroke” とは、このタイプのテーブルを愛用していたペンブローク伯爵の名にちなんで、
呼ばれるようになったものですが、後にペンプロークテーブルはその形だけを残し、
さまざまなテーブルデザインに取り入れられていきます。
それゆえ、ペンブローク “タイプ”のテーブルは、しばしば見かけられることで、
「これってよくありがち?」なテーブルデザインに思えてしまいますが、
実はそれほど、本来のオリジナル・ペンブロークテーブルは多くありません。
もともとちょっと狭めのフラップがついていて、またリネン収納がつき、
1人か2人で朝食をとるのに最適なサイズのテーブル、としてつくられましたので、
ある意味で特殊なテーブルといえます。
普通に考えれば、そのような贅沢な用途のテーブルを当時必要としたのは一握りの貴族階級だったことと思います。
それゆえ流通量が少ないのでしょう。
事実、アンティークのペンブロークテーブルは高級家具クラスが多く、
コレクタブルズクラスのアンティークオークションではよく見かけるものの、
一般的な実用アンティークとしてはあまり見かけないのでは、と思います。
逆にいえば実用アンティークとして、
一般的な価格相場で出回っているジョージアンの時代のペンブロークテーブルがあれば
相当なお値打ち品、といえます。
ちょっと話が横道にそれてしまいましたが、前述の通り、
こちらはジョージアンのペンブロークテーブルのデザインを継承した、
ヴィクトリアンの時代につくられたペンブロークテーブルです。
こちらのテーブルの天板、これだけ大きな面積をマホガニーの一枚板で構成しています。
信じられますか?
これほど厚みがあり、大きなサイズのマホガニー無垢の一枚板天板は、
現代の家具メーカーが見たら、目を丸くしてびっくりすることでしょう。
かつての植民地産の上級マホガニーであることはほぼ間違いなさそうです。
アンティークならではのスーパークオリティです。
どんなに使用感がついても、磨きあげて半永久的に再生することのできるのはこのようなアンティークの無垢板のみ。
お値段以上の価値があると思います。
ヴィクトリアン独特の先細りの”ターンドレッグ” も美しく、
デザイン、素材、コンディションともに絶品です。
このテーブルがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
108,000
円
参考市場価格:
108,000
円
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LOCKON CO.,LTD.