クオリティオーク&スターリングシルバープラーク ディードボックス


19世紀末から20世紀初めにかけて、ヴィクトリアンのイギリスで製作されたディードボックス(小物入れ)です。

”ディードボックス”というと、大切なアクセサリーなどを保管しておく「宝箱」のようなもの。

こちらのディードボックス、もともとはティーキャディー(お茶の葉入れ)として作られたものだったようですが、
後に時代が変わり、お茶の葉を専用の箱などで保管する必要がなくなってしまったのでしょう、
後年は何か別の、大切なものを保管する用途で使われていたようです。

でも、何だか100年以上前のものとは思えないほどきれいなので、
頻繁に出し入れする、日常身につけるようなアクセサリーを入れていたわけではなさそうです。
一体、何をこの鍵付きの箱にしまっていたのか、ちょっと気になるところですね。

いずれにせよ、前オーナーにとって大切な「宝もの」をしまっていた宝箱だったのでしょう。
そんな、文字通りの「宝箱」には間違いありませんが、でも、今、私たちが見ると、
この「箱」自体が明らかに「宝もの」ですよね、どう見ても。

本当に、このオークの色艶は、アンティークファンの心を魅了する味わい深さで・・。

身近に置かれるケースですので、その材には厳選された良材が使われています。
天板のオークの虎斑杢も、明らかにデザイン性を意識した木取りになっています。

さらに天蓋中央には、きらりと輝くスターリングシルバーのプレートが!
ライオンパサントのマークが入っていて、0.925の純度をもつ本物の銀製品であることを証明しています。
「高級アンティーク」であることの何よりの証明、といっても良いでしょう。

イギリスの銀製品に入る”ホールマーク”については様々な文献に解説がありますので、
特にここで解説はいたしませんが、”デイトレター”と呼ばれるアルファベットの大文字のAは・・、
確か、かなり古い18世紀から19世紀のものだったように記憶しております。

とすれば、このプレートは後付け?
いや、もしかするとこの箱自体、ディーラー情報よりもかなり古い可能性もありますが、
ここではネームなどの刻印を入れるためにあとからシルバーのタグをつけた、ということくらいにしておきましょう。
真実は神のみぞ知る・・。

とにかく、材質自体はとても良いものです。
総無垢の構成ながら、すでに1世紀以上という歳月を経ていながらも、一切の歪みを見せることなく、
当時のままの端正なフォルムをキープし続けています。
無垢の工芸品として考えれば信じがたいほどのスーパークオリティです。

さらにその木肌は100年という時だけが作り上げることのできる“パテナ(古艶)”を身にまとって、
より一層輝きを増しています。

現代ではまず復刻不可能な、アンティークならではのディードボックスです。

お写真でその素晴らしさが伝えられれば良いのですが・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 25,200 円
参考市場価格: 25,200 円
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