スーパークオリティ チッペンデール チェストオンチェスト


20世紀初期に製作された、英国伝統チッペンデールスタイルのチェスト(キャビネット)オンチェストです。

マニュファクチャーは不明ですが、かなりの高級家具です。
デザインはイギリスを代表する最高級様式、“チッペンデール”スタイル。
材も、装飾も、フォルムも・・その全てがパーフェクトにまとめられています。

現代の家具では珍しいこの2段式の背の高い収納家具は、
18世紀“クイーンアン”様式の時代にイギリスで流行した古い家具スタイルです。
“クイーンアン”様式とはもちろん、当時の宮廷家具のデザイン様式の呼称。

様式名はアン女王が在位中の18世紀のイギリス・ロココ様式の別称ですが、
その優雅で印象深いスタイルは、その当時から現代に至るまで
世界中のさまざまなデザイン様式に大きな影響を及ぼしました。

こちらの“チッペンデール”スタイルをはじめ、19世紀の“ヴィクトリアン”スタイルなど・・、
クイーンアンのフォルムをベースにしたデザインは今でも世界各国で見ることができます。

中でもチッペンデールスタイルといえば、
クイーンアン系のデザイン様式の中でも最高級のデザインといっても良いでしょう。
しかもこちらは世界初の家具デザイナー、“トーマス・チッペンデール”生粋の英国デザイン。

「S字」フォルムを描く、“ボウルアンドクロウ”(珠をつかむ猛禽類の脚)の“カブリオールレッグ”(獣の脚または猫脚)、
シノワズリ風、豪華な真鍮座金付きの高級ループハンドル、
そして脚元周囲を飾る、木の葉が連なった“リーフエッジ”のハイレリーフ(彫刻)など、
まさにパーフェクトなコレクティングファニチャーです。

さらに、貴重な“バール”杢のウォルナットと、炎が立ち上るかのようなクロッチ・マホガニーという、
2大高級材のハイブリッドでベニヤリングされた化粧張りは、他に類を見ないほどの最高級仕様です。
フロントにはストリンギング(線象嵌)の演出さえ施されています。

フォルムは古来から引き継がれるチェストの上に小さなキャビネットがのった、
チェストオンチェストのトールボーイスタイル。
家具の先進国、イギリスの家具が黄金期と呼ばれた時代に流行した機能家具です。

とにかくとても20世紀につくられたとは思えない、本格的なチッペンデールリプロダクション(復刻家具)。
本当に素晴らしいです。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 231,000 円
参考市場価格: 231,000 円
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