ウィリアム&メアリーWilliam And Mary Style ウォルナットライティングビューロー


イギリス1930年代、アールデコの時代に製作された、ウィリアム&メアリー様式のライティングビューローです。

めずらしいです、ウィリアム&メアリー様式。
過去を振り返ってみても、デニムの入荷したライティングビューローとしては、なかったデザイン様式です。

ウィリアム&メアリー様式とは、1689〜1694年、前王ジェームス2世の長女、メアリー2世と
その夫、オランダ人ウィリアム3世との共同統治時代に流行したデザイン様式です。

オランダ文化の影響が強かったこの時代は別名”ダッチ”様式とも呼ばれています。

当時は「ウォルナットの時代」と呼ばれるほど、家具材はオーク材からウォルナット材へと
その人気はシフトしていました。

デザイン的には女性的で上流趣味。
装飾的な外観が好まれ、脚には釣鐘型の”ベルフット”(カップバラスターとも)、
脚をつなぐ横貫(補強)には”カービングストレッチャー”という特徴的なパーツデザインが使われていました。

そう、まさにこのライティングビューローのように・・。

製作された時代は様式デザインからアールデコへと向かう頃で、
モダンとクラシカルが混在し、シンプルな中にもデザインには格式が漂っています。

しかし、ウォルナットの美しい杢をシンメトリーや四分法、あるいは帯状のクロスバンディングなど、
高度な技術で行われる多彩な化粧張りは、まさに当時の高級復刻家具。

モダナイズはされていますが、生粋の英国デザインです。

すでに100年は経とうとしているジェニン・アンティークですが、
コンディションも良く、かなりお値打な逸品といえます。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 88,000 円
参考市場価格: 88,000 円
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