GUNN マホガニーステンドグラス4セクショナルブックケース


20世紀はじめ、1940年ごろに製作された “グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”スタイルのブックケースです。

それも希少な、ステンドグラスドアタイプでボトムに脚セクションつきの4段トール構成、
赤みの華やかなソリッドマホガニー、というパーフェクトモデルです!!

何という見事なルックス・・。

メーカーはこれまでも何度かご案内しておりましたが、”ガンGUNN”ブランド。
19世紀後半からのオフィス需要で、かなり販売を伸ばした、GUNN Furniture Company製になります。

“グローブ ヴェルニッケ”のブックケースは、元祖はグローブヴェルニッケ社が特許を取得したオリジナルデザインですが、
後に様々な家具メーカーがリプロダクトし、世界的に普及が進みました。

そして、このように棚がそれぞれ独立していて、スタックして組み立てられる独特の機能型キャビネットは
一つの家具スタイルとして確立され、現在も、アンティークでも多種多様なバリエーションが存在しております。

セクショナルブックケースのメーカーは、ケンリックエファーソンやハリス・リーブス、ウィルトンなど、
いずれも高品質な家具を製作していた名門企業で、こちらのGUNN社もその一つ。

GUNNブランドでは、19世紀からセクショナルブックケースをつくっているようですが、
20世紀前半につくられたブックケースを比較的よくアンティークマーケットで見かけることができます。

当時、GUNN社はニューヨークにも支店をもち、アメリカでもかなり販売をのばしていたようです。

“アーツアンドクラフツ”(19世紀末の美術工芸運動)の流れを汲む、シンプルかつ格式高いセクショナルブックケース・・。

ガラス戸を上部に収納する、つまみのついた独特の開き戸部分が、
その使い勝手の良さとデザイン性により、法律事務所をはじめ、当時のオフィス、ホームオフィスなどで
かなりブームだったようです。

ちなみに“グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”スタイルのブックケースは、
側板で全段が固定され、全段1体型になっているタイプもありますが、
こちらは1段ごとに棚が独立していて、その独立したケースを積み上げて使用する、
文字通りオリジナルの“セクショナル・ブックケース”タイプになります。

扉やケースなど、豊富なオプションパーツで5段、6段と組み上げたり、2段や3段のローチェストにしたりと、
そのオフィス空間に合わせられて使い勝手も良かったのだと思います。

しかも!
こちらのブックケースはタマ数の少ないマホガニー材が使用され、
ガラス戸は「蜂の巣」状のステンドグラス!という最高級仕様の一級品!

作りも1世紀を経て一体型と変わらないほどの剛性感、狂いの少なさ、
設計制度の高さはさすが生粋の英国家具と言えるものです。

“レトロ”という表現がぴったりのアンティークなステンドグラス戸スタイルに、
長年大切に扱われてきた深みのあるマホガニーの木肌の風合いが、
アンティークファンの「物欲」を刺激してやみません。(苦笑)

ぜひ身近においておきたい、素敵な家具です・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 210,000 円
参考市場価格: 210,000 円
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