ヴィクトリアン スターリングシルバー シュガーボウル


今から100年ほど前、イギリスで製作されたシュガーボウルです。
純度92.5%のスターリングシルバー(純銀)で製作された、当時の高価なお品です。

おお・・このただならぬオーラ、
お感じいただけますか?

お砂糖入れ、といってしまえばそれまでですが、ヴィクトリアンの頃の「茶器」といえば
コモディティ(日用品)ではなく、ほとんどジュエリー(宝飾品)に近いものでしたから、当然といえば当然。

古くは日本の戦国時代でも、武将たちにとって、領土を与えられるよりも有名な茶器を与えられた方が名誉、
と思われていた時代もあったくらいですから。(関係ない話?)

とにかく、純銀の何とも表現しがたい色艶は、まさに宝飾品。
今でもそのあでやかさは失われていません。

何度も磨かれたと思われ、かなり薄くはなってしまっておりますが、
正面右には英国認証機関公認の純銀を証明するマーク、“パサント”マークのライオンがぎりぎりわかります。

右端には“デイトレター”という刻印があって、角の取れた四角の中に大文字の”C”、あるいは”O”でしょうか?
調べてみると、Cは1892年製、Oは1903年製。

どちらにしても、ゆうに100年を超えているわけですが、この状態の良さは
さすがスターリングシルバー、といったところでしょうか。

そして、ライオンマークの右隣りには産地の分かるアセイマークという刻印があり、
そこには「いかり」のマークが確認できます。

ホールマークガイドによれば、それは”バーミンガム”製ということです。
左端のJ.M.Bは、製作したメーカーを指しています。

デザインから見ても、ヴィクトリアンからエドワーディアンにかけて流行したシェラトン風なカタチ。
両羽を広げた鳥のように見えるフォルムが印象的です。

ただ単にその古い姿を今に残しているだけではなく、このようなの過去の時代を証明しているアンティークたち。

ホントに、過去から現代への素晴らしい贈り物だと思います・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 21,000 円
参考市場価格: 21,000 円
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