スーパーインレイマホガニー ジョージアン ビューローブックケース


何と! 18世紀のビューローブックケースが入荷してまいりました!
それも「英国家具の黄金期」、“ジョージアン”中期のリアルタイムなインレイマホガニービューローになります!!

今から230年前という、驚くべき“スーパーアンティーク”です。

・・私たちが英国よりアンティーク家具の直輸入をはじめて、
かれこれ8年が経とうとしておりますが、デニム以前の「無銘の椅子」時代も含め、
筆者の記憶の限りでは、これが最古クラスの「函もの家具」になると思います。

もちろんチェアやテーブルなど「脚もの家具」では、300年以上も前のアンティークも入荷してきたことはありました。

しかし、「函もの」に限って言えば、私たちデニムの中だけでなく、
日本に輸入されたこれまでの英国アンティークの中でも、最も古い部類のビューローに分類されるのではないでしょうか。
(あくまで個人的な推測です・・。)

実際、19世紀初頭のジョージ4世治世下、“レイトジョージアン”ならば、
日本中探せば、まだジョージアンビューローの見つかる可能性はあるかもしれません。

でも、18世紀後半のジョージ3世治世下、
それも“ミッド・ジョージアン”初期のビューローブックケース、という事になれば、
まず、現在の日本のアンティーク家具市場では、このビューロー以外、存在していないことと思います! (エヘン。)

つまり今の日本の中では、こちらが最も古いクラスの「英国アンティークの函もの家具」、という事になります。(自画自賛)
※もしこちらのビューローより古いビューローが存在しておりましたら、ぜひ教えてください!

さて、私感はこのくらいにして、こちらのビューローブックケース、まさにジョージアンスタイル、ど真ん中のデザインです。

スクエアなフォルムに、脚元はブラケットフット(囲み型台座の脚)、マホガニー無垢の躯体にダークなステイン塗装、
そしてお決まりの“スワンネック”(白鳥の首)型の高級ソリッドブラス(真鍮無垢)ハンドル・・。

絵にかいたようなジョージアンスタイルです。
これぞ、生粋の英国伝統スタイル。

ジョージアンといえば、世界最高水準をもつ英国家具の歴史の中でも、
「英国家具の黄金期」と呼ばれるほど、ハンドメイド家具の製作技術水準がピークに達した時期です。
つまり歴史上もっとも良質な家具がつくられていた時代、と言い換えることもできるかも知ません。

そしてまた、ジョージアンは「マホガニーの時代」とも呼ばれ、
中米から最も高品質のマホガニー材、ジャマイカンウッドやスパニッシュマホガニーなどが輸入されていた時代でもあります。
したがってこの時代のマホガニー家具は、後年のマホガニー家具とはけた違いに高品質。
最高品質の素材を使って、最高の技術で家具が生産されていた時代、それがジョージアンです。

このビューローは、まさしくそんな時代のど真ん中で生まれた家具です。
その価値はお感じいただけることと思います。

ところで話は横道にそれますが、このビューローが作られたころ、イギリスでは産業革命の時代でした。

産業革命を境にして、当時イギリスは急速に国力を高め、近代化していきますが・・、
でもそれは、きっと、歴史の教科書に書かれているうわべだけのお話。

実際の庶民の生活は変わらず苦しく、重税にあえぎ、疫病すら蔓延していたと聞きます。

つまり、何が言いたいのかといいますと、「ジョージアンの家具」などと呼べるものを所有できたのは
ほんの一握りの有産階級の富裕層だった、ということ。
いやもしかすると、貴族階級だったのかもしれません。

という事は、このビューローの作りの良さ、質の高さは、そうした多くの貧民たちの血税の上につくられたのかな・・、
などということ考えながらこのビューローを見ていたら、何だか、ちょっと複雑な気分になりました。

う〜ん、これはもう家具というよりも、一つの歴史的な「生活文化遺産」ですね。
大切に未来へと残していかなければならない・・。

ということで、次の世代へと長くこの価値を引き継いでいっていただける方、
ぜひご連絡お待ちしております。

(Buyer/YM)



価格(税込): 380,000 円
参考市場価格: 380,000 円
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